研究課題/領域番号 |
19K09103
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
藤原 なほ 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20589543)
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研究分担者 |
宮原 克 順天堂大学, 大学院医学研究科, 技術員 (00420844)
山高 篤行 順天堂大学, 医学部, 教授 (40200703)
田中 奈々 順天堂大学, 医学部, 准教授 (50530656)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 腸管神経系 / Hirschsprungs disease / 再生医療 / 細胞治療 / 幹細胞 / 腸管神経 / ヒルシュスプルング病 / 細胞移植 / Hirschsprung病 / 神経幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
Hirschsprung病(H病)は現状では有効な治療法のない原因不明の難病であるが、本研究は腸管神経堤幹細胞の移植による神経再生の誘導を実現させ、これによってH病の新たな治療法の確立を目指す。以前よりわれわれはマウスを使った腸管神経系の研究を細胞レベルで行ってきた。特にこれまで未踏であるマウスおよびヒト神経堤幹細胞の生体マウスへの細胞移植技術を確立し、かつ本技術の機能再生を評価するところまでを研究の射程にいれる。これによって神経堤幹細胞を用いた細胞移植治療による臨床研究への鏑矢となる基礎研究とする。
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研究成果の概要 |
SOX10-VENUSトランスジェニックマウスの胎仔腸管を採取し、腸管神経幹細胞塊(Nuerosphere)を作成。正常腸管、さらにはH病モデル無神経節腸管とのin vitro共培養実験により、正常腸管から作成した神経幹細胞の正常発達には腸管環境が大きく影響しており、有神経幹細胞区域であったもH病モデル腸管と正常マウスの有神経幹細胞区域と全く同じとはいえないことがわかった。このことにより、将来的に細胞移植等の治療開発には移植先となる腸管環境の検証および改善が必須であることが判明した。今までの結果をまとめ、国際学術集会、英語論文にて成果発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
根治治療となる細胞移植を模索しているが、レシピエントとなる腸管環境が移植細胞の神経発達には大きな影響を与えることが証明された。さらには、移植する腸管の部位によって移植細胞に与える影響も異なるため、慎重な選択が必要となる。 これは、いかに正常もしくは分化機能に長けた移植細胞であろうとも、効果的な生着・分化を促すためには、移植する腸管部位の移植時タイミングの環境を整えることが必須となることがわかった。
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