研究課題/領域番号 |
19K09116
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中野 雅人 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70744788)
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研究分担者 |
島田 能史 新潟大学, 医歯学系, 講師 (20706460)
亀山 仁史 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40626420)
若井 俊文 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50372470)
西野 幸治 新潟大学, 医歯学総合研究科, 特任准教授 (70447598)
榎本 隆之 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90283754)
吉原 弘祐 新潟大学, 医歯学系, 研究准教授 (40547535)
田中 花菜 新潟大学, 医歯学総合病院, レジデント (60745579)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 卵巣癌 / 直腸間膜リンパ節転移 / 血行性肝転移 / 肝転移 / 腹膜癌 / 直腸間膜リンパ節腫大 / 直腸間膜リンパ節 / 直腸浸潤 / 門脈 |
研究開始時の研究の概要 |
卵巣癌の血行性由来の肝転移形成機序には、卵巣静脈から大循環を経由する転移経路が考えられる。さらに我々は、本研究において、「卵巣癌の血行性由来の肝転移形成機序には、直腸間膜リンパ節に転移した卵巣癌組織が、リンパ節を栄養する静脈内へ至り、門脈を経由して肝転移を形成する転移経路が存在する」との仮説を立てた。本研究では、この仮説を立証すべく、卵巣癌における直腸間膜リンパ節転移を介した門脈経由の肝転移について、病理像・遺伝子変異・臨床像を解析し、卵巣癌の血行性由来の肝転移形成機序における新しい概念とその研究基盤の確立を行う。
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研究成果の概要 |
卵巣癌の直腸浸潤において、直腸壁のリンパ管を介した直腸間膜リンパ節転移を認めることがある。しかし、卵巣癌の直腸浸潤における直腸間膜リンパ節転移の臨床的意義は明らかではない。申請者らは、卵巣癌直腸浸潤における直腸間膜リンパ節転移は予後不良因子の一つであること、さらに、卵巣癌直腸浸潤における直腸間膜リンパ節転移は、門脈を介した術後の血行性肝転移を予測する因子であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卵巣癌の肝転移には、腹膜播種由来の肝転移、および血行性由来の肝転移が存在する。申請者らは、卵巣癌の血行性由来の肝転移形成機序には、直腸間膜リンパ節に転移した卵巣癌組織が、リンパ節を栄養する静脈内へ至り、門脈を経由して肝転移を形成する転移経路(“門脈経由の肝転移”)が存在する可能性を示した。
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