研究課題/領域番号 |
19K09139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
吉岡 伊作 富山大学, 学術研究部医学系, 特命講師 (30436430)
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研究分担者 |
奥村 知之 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (10533523)
藤井 努 富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (60566967)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 膵癌 / 血液循環癌幹細胞 / 免疫応答回避 / 免疫応答回避機構 / 癌幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
浸潤性膵管癌は最難治癌であり、罹患者数、死亡率ともに増加傾向である。膵癌を標的とした反応性T細胞の分離とT細胞受容体遺伝子および特異的抗体遺伝子の取得に基づいた血液循環癌幹細胞(CTSC)における特異的免疫回避機構を解析することで遠隔転移を制御する新たな免疫治療標的を探索する。さらにリキッドバイオプシーとしての抹消血液循環癌幹細胞検出法を開発することで浸潤性膵管癌に対するテーラーメイド免疫療法の確立および臨床応用を目指す。難治である膵癌の遠隔転移を制御することで治療成績を革新的に進歩させることを研究目的とし、同分野に基礎的、実用的で重要な貢献を果たす研究課題と考える。
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研究成果の概要 |
膵癌切除標本より組織を採取し初代培養細胞を作成、低親和性神経成長因子受容体とDNA選択的染色試薬を組み合わせてp75NTR陽性/GOG1細胞をセルソータ―を用いて分離し静止期癌幹細胞を同定した。 癌幹細胞形質の検証に幹細胞関連分子、上皮間葉転換関連分子、薬剤耐性分子の発現をRT-PCRおよび免疫細胞染色にて確認した。セルソータ―を用いて標的細胞を分離し幹細胞関連分子、上皮間葉転換関連分子、薬剤耐性分子の発 現をRT-PCRおよび免疫細胞染色にて検出し癌幹細胞形質を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
浸潤性膵管癌は最難治癌であり、罹患者数、死亡率ともに増加傾向である。今回これまでの知見や技術を用いて、最難治癌である膵癌を標的とした反応性T細胞の分離とT細胞受容体遺伝子および特異的抗体遺伝子の取得に基づいたCTSCにおける特異的免疫回避機構を解析することで遠隔転移を制御する新たな免疫治療標的を探索する本基礎研究は膵癌の遠隔転移を制御することで治療成績を革新的に進歩させることをその目的とし、基礎的、実用的な重要な貢献を果たす意義があると考える。
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