研究課題/領域番号 |
19K09143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
今岡 裕基 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座助教 (70762938)
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研究分担者 |
問山 裕二 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00422824)
奥川 喜永 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (30555545)
楠 正人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
井出 正造 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (90616088)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 大腸癌 / 転移 / Circular RNA / バイオマーカー / CircRNA / biomarker / 非翻訳RNA / 遠隔転移 / 大腸がん / ノンコーディングRNA / Non-coding RNA |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、同時性肝転移、リンパ節転移を認めた患者群の正常大腸粘膜、原発巣、転移リンパ節、肝転移の4群間のprofilingから大腸癌進展・転移に関与するCircRNAを同定し、新たなNon-invasive biomarkerの確立と、癌進展機序解明からの新規治療法開発を目的とするTwo way approachを行い、現在極めて予後不良な経過をたどる大腸癌患者の予後・QOLの向上をめざすことを目的とする。
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研究成果の概要 |
消化器癌においてWnt signalingに関与すると報告されているflamingo non-coding RNA(FLANC)の発現が大腸癌組織で高発現であり、大腸癌細胞においてFLANCが細胞増殖、腫瘍進展、血管新生、アポトーシス、転移に関与していることを証明した。大腸癌組織におけるFLANC高発現群では有意に生存予後および無再発予後が不良であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大腸癌進展・転移に関与するCircRNAのバイオマーカーとしての有用性には大きな期待が寄せられると考えられる。本研究ではFLANCが大腸癌の腫瘍進展・転移に関与しており、予後予測マーカーとして有用となり得る可能性について証明した。今後はCirc RNAの網羅的プロファイリングを行い、大腸癌転移に関するバイオマーカーとしての意義を検証していく予定であり、本研究成果はその試金石となりうる役割を果たしていると考える。
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