研究課題/領域番号 |
19K09147
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山下 公大 神戸大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (80535427)
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研究分担者 |
井上 茂亮 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (30582209)
藤田 貢 近畿大学, 医学部, 准教授 (40609997)
眞庭 謙昌 神戸大学, 医学研究科, 教授 (50362778)
掛地 吉弘 神戸大学, 医学研究科, 教授 (80284488)
高村 史記 近畿大学, 医学部, 講師 (90528564)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | がんワクチン / NKT細胞 / 腫瘍微小環境 / 大腸癌 / レジデントメモリーT細胞 / AIイメージサイトメトリー / 腫瘍浸潤リンパ球 / 肺転移 / CD8+細胞 / インフルエンザワクチン / CD8+T細胞 / レジデントメモリ-T細胞 / CD8 T細胞 / 組織滞在型メモリーT細胞 / 腫瘍浸潤T細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、皮下接種型腫瘍に対し著効するNKT細胞ワクチンベクター免疫療法に抵抗 性を示す難治性転移性肺腫瘍に対し、レジデントメモリーT細胞の誘導環境を利用して有効な腫瘍反応性メモリーT細胞を成立させ、肺の臓器全体の転移制御を行う新規癌免疫療法のモデルを確立する。又、この際に機能する、レジデントメモリー様腫瘍浸潤T細胞の誘導機構を明らかにし、臓器別に制御する免疫療法の開発に応用する。
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研究成果の概要 |
本研究は、同種異系樹状細胞を用いた腫瘍抗原情報を付加したNKT細胞活性化ワクチン治療による抗腫瘍効果を検証する研究である。電気穿孔法による腫瘍タンパク抗原を樹状細胞に導入し、α-ガラクトシルセラミドを付加したNKT細胞活性化ワクチン(OVA-EP-galDC)を作成した。ワクチンは皮下接種腫瘍を完全に拒絶した。OT-1 CD8+ T細胞を事前に移入し、抗原反応を増進することで、ワクチンがエフェクター期、メモリー期のいずれでも抗原特異的なCD8陽性T細胞を誘導した。ワクチンは皮膚における抗原特異的なCD8+T細胞の誘導を確認し、さらに抗原特異的なTRMの誘導も確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫チェックポイント阻害剤の台頭と共に、奏功症例の解析が進み、がんの発症に伴う遺伝子変異に起因する新生変異抗原(neoantigen)の存在が必要条件であることが示された。ただ、neoantigenの同定は煩雑であり、共通性の極めて低いものであり、困難となる。 本研究は、neoantigenを同定せずとも免疫療法の機会を失しない、効果的なオーダーメイド治療の確立に貢献するものである。
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