研究課題/領域番号 |
19K09165
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
羽入 隆晃 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (50719705)
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研究分担者 |
奥田 修二郎 新潟大学, 医歯学系, 教授 (00512310)
永橋 昌幸 新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (30743918)
市川 寛 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50721875)
石川 卓 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (70586940)
小杉 伸一 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任教授 (90401736)
加納 陽介 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (90745580)
油座 築 新潟大学, 医歯学総合病院, 専任助教 (00745565)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 胃癌 / マイクロサテライト不安定性 / ミスマッチ修復タンパク質 / 免疫組織化学染色 / PD-L1 / nivolumab / tumor mutation burden / DNAミスマッチ修復機構 |
研究開始時の研究の概要 |
DNAミスマッチ修復機構(MMR)の破綻によるマイクロサテライト不安定性(MSI)は癌の薬物治療に関わり、Precision Medicineにおいて重要な遺伝子異常として着目されている。癌遺伝子解析パネルは複数の遺伝子変異と同時にMSIも解析し得る。しかし、胃癌における癌遺伝子解析パネルによるMSI解析の精度および胃癌薬物治療における臨床的意義は不明である。本研究では癌遺伝子解析パネルによるMSI解析の精度を、ベセスダパネルMSI検査や免疫組織化学で同定されるMMR遺伝子異常と比較することで明らかにし、胃癌術前・術後補助化学療養や免疫療法の治療効果とMSIとの関連を明らかにする。
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研究成果の概要 |
癌遺伝子解析パネルはマイクロサテライト不安定性(MSI)やtumor mutation burdenも同時に評価できる。胃癌における癌遺伝子解析パネルのMSI評価の精度は不明である。本研究では癌遺伝子解析パネルによるMSI評価の精度は高く、pembrolizumabをはじめとする免疫療法の適応症例の選択に有用である可能性を示した。また、nivolumabによる免疫療法の治療効果に癌遺伝子解析パネルで評価したtumor mutation burdenが関連していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、現在保険診療として臨床使用されている癌遺伝子解析パネルを用い、胃癌におけるマイクロサテライト不安定性(MSI)解析の精度が高いことを明らかにした。 がん遺伝子解析パネルは癌の発育進展に重要な複数のドライバー遺伝子で構成され、MSIも含めて包括的に遺伝子異常を評価できるため、今後の胃癌薬物治療の最適化に必要不可欠なツールである。本研究では、免疫治療に効果の高い症例を選択することにも役立つ可能性が示唆されており、今後の癌遺伝子パネル検査の適応拡大や胃癌治療の発展のために重要な知見を得ることが出来た。
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