| 研究課題/領域番号 |
19K09203
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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| 研究機関 | 奈良県立医科大学 |
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研究代表者 |
北東 大督 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (70526821)
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| 研究分担者 |
野見 武男 奈良県立医科大学, 医学部, 学内講師 (50570991)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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| 配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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| キーワード | 免疫療法 / 抗癌剤 / 肝細胞癌 / 大腸癌肝転移 / T細胞不活化経路 / Ｔ細胞不活化経路 / ＨＶＥＭ |
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| 研究開始時の研究の概要 |
近年，癌免疫療法のターゲットの1つとしてT細胞不活化経路が着目されている．応募者らはＴ細胞不活化経路の一つであるHVEM/BTLA,CD160経路について研究を行い，肝臓癌，大腸癌，食道癌への免疫療法の可能性について報告してきた．今回，応募者らは化学療法と免疫療法の融合に着目した．T細胞不活化経路をターゲットとした腫瘍免疫療法は化学療法の影響を受けにくい化膿せ傴がある．本研究では肝細胞癌，大腸癌において， HVEM/BTLA,CD160経路をターゲットとした腫瘍免疫療法を，既存の化学療法と併用することで抗腫瘍効果を増強することができるか検討し，新たな治療ストラテジーを開発することを目標とする．
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| 研究成果の概要 |
抗癌剤は免疫力を弱める可能性があるとされる。免疫療法と抗癌剤の併用療法はまだ解明されていない点も多い。本研究では、肝細胞癌と大腸癌肝転移の免疫療法と抗癌剤の併用療法について検討した。
大腸癌肝転移と肝細胞癌の切除標本にて、免疫療法のターゲットであるHVEMが発現していると予後不良であることを発見した。またVEMを阻害すると癌細胞の増殖が抑制されることも発見した。さらに抗癌剤を加えると細胞の増殖がより抑制されることも発見した。これらを動物実験で立証すべくモデル開発を試みた。しかし、動物モデルの確立は本研究期間には確立できなかった。しかし、本研究の過程で得られた多くの知見を英文誌に投稿し掲載された。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、T細胞不活化経路をターゲットにした免疫療法が悪性腫瘍に対して臨床応用されている。一方、抗癌剤は一般的に免疫力を弱める可能性があるとされている。免疫療法と抗癌剤の併用療法は胃癌など一部の癌腫では臨床応用されつつあるものの、まだ解明されていない点も多い。もし免疫療法と抗癌剤が相乗的効果を持つのであれば多くの癌患者にとって有益な情報となる。本研究では、肝細胞癌と大腸癌肝転移に対して免疫療法と抗癌剤の併用療法が一部実験において有効な結果を示した。これは免疫療法と抗癌剤の併用が抗腫瘍効果を増強する可能性を示した考えられる。
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