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肝内胆管癌におけるIL-11の機能解析と分子マーカーへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K09204
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

宇山 直樹  兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70402873)

研究分担者 末岡 英明  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20419831)
須藤 誠  兵庫医科大学, 医学部, ポストドクター (40415427)
藤元 治朗  兵庫医科大学, 医学部, 特別招聘教授 (90199373)
波多野 悦朗  兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80359801)
岡本 共弘  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (00567208)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード肝内胆管癌 / IL-11 / gp130 / 増殖能 / IL-11受容体 / IL-11 受容体 / gp130 / IL-11 receptor α / IL-11 receptor-α / IL-11受容体α / CAFs
研究開始時の研究の概要

種々の癌においてIL-11の癌転移能・抗癌剤耐性への関与やバイオマーカーへの応用が報告されているが、肝内胆管癌(ICC)における報告はない。本研究においてヒトICC組織を用いた免疫染色によるIL-11およびIL-11受容体α鎖(IL-11Rα)発現と予後との関係を明らかにするほか、血中IL-11およびIL-11Rα濃度と癌進行度との関係を調べる。また、細胞レベルの実験では、ICC細胞株を用いた培養実験、xenograftマウスモデルを用いた実験により、どのようにIL-11が癌細胞および癌関連線維芽細胞の機能を制御するかを解析し、臨床応用への可能性を検討する。

研究成果の概要

ヒト肝内胆管癌組織における3種類のIL-11抗体を用いた免疫染色では再現性のある結果が得られなかった。予後との関連はどの交代も認めなかった。
細胞実験ではヒト胆管内癌細胞株 (SSP-25, RBE, HuCCT1, TKKK)におけるIL-11受容体であるIL11Ra及びgp130の発現をwestern blottingで調べたところ、すべてのヒト胆管内癌細胞株でIL-11R及びgp130の発現を認めた。IL-11の培養ヒト胆管内癌細胞株に対する増殖能への関与を認めた。また、マトリゲルコートカルチャーインサートを用いた細胞浸潤アッセイではIL-11の浸潤能への影響は認めなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

組織レベルではIL-11の明らかな予後への関与が認められなかったが、細胞レベルでは、IL-11はICCの増殖能に関与している可能性が示された。今後ICCの治療にIL-11の活性を抑制する薬剤やIL-11シグナルを抑制するような薬剤が見つかれば、増殖能が抑制される可能性があると考えられた。

報告書

(6件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2025-01-30  

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