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食道扁平上皮癌に対するTLR3アゴニストを用いた新規免疫療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K09210
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

佐藤 雄亮  秋田大学, 医学系研究科, 講師 (10431628)

研究分担者 脇田 晃行  秋田大学, 医学部附属病院, 助教 (40610803)
本山 悟  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (60292372)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード食道扁平上皮癌 / Toll-like receptor / TLR3 / CXCL10 / 予後 / Toll-like receptor 3 / polyI:C / サイトカイン / 免疫療法
研究開始時の研究の概要

1. TLR3アゴニストの食道扁平上皮癌に対するin vivoでの抗腫瘍効果が証明される。
2. TLR3-CXCL10カスケードを標的とした新規低侵襲免疫治療のメカニズムが明らかになり
前臨床試験としての分子基盤が得られる。
3. 食道扁平上皮癌におけるTLR3シグナルのメカニズムを明らかにすることにより、慢性的
な病原体構造物の暴露の抑制、TLR3シグナルの制御、さらにワクチン開発など様々な段階
で発癌と癌の進展を抑制する方法を開発できる可能性がある。

研究成果の概要

食道扁平上皮癌細胞株におけるToll-like receptor 3(TLR3)の発現と機能を解析するために、9種類の食道扁平上皮癌細胞株とTLR3のリガンドであるpolyI:C、さ らに近年報告されているTLR3に特異的なリガンドであるARNAXを用いて実験を開始した。 polyI:CおよびARNAX投与により複数の食道扁平上皮癌細胞株の増殖能は低下した。しかし変化がないもの、逆に増殖能が増加した細胞株も3種類認めた。このため、polyI:CおよびARNAXが食道扁平上皮癌細胞株の増殖能に与える影響は一定ではなく、細胞株により異なることがわかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

polyI:CよりもよりTLR3に特異的で副作用が少ないと考えられるARNAXを使用したが食道扁平上皮癌細胞株の細胞増殖能への影響は一定ではなかった。しかしpolyI:CおよびTLR3により食道扁平上皮癌細胞株から産生されるCXCL10 mRNAは増加しており、免疫細胞がいる生体内ではケモカインであるCXCL10産生により免疫細胞が集まり抗腫瘍免疫を起こす可能性があり腫瘍縮小効果が期待できる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 食道扁平上皮癌におけるToll-like receptor発現の意味と予後との関連性2022

    • 著者名/発表者名
      佐藤雄亮
    • 学会等名
      第76回日本食道学会学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 食道扁平上皮癌におけるTLR3の予後マーカー としての有用性と腫瘍免疫における役割2019

    • 著者名/発表者名
      佐藤雄亮
    • 学会等名
      日本外科学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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