研究課題/領域番号 |
19K09215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
荒木 俊光 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (70343217)
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研究分担者 |
問山 裕二 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00422824)
大北 喜基 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20378342)
内田 恵一 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (30293781)
井上 幹大 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (30422835)
楠 正人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座大学教員 (50192026)
近藤 哲 三重大学, 医学部附属病院, 医員 (60763737)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | クローン病 / 消化管癌 / microRNA / バイオマーカー / 癌合併クローン病 / miRNA / DNAメチル化 / 癌 / マーカー |
研究開始時の研究の概要 |
我々はこれまでに潰瘍性大腸炎に対してderivation cohortとvalidation cohortの二つの施設の検体において、miR-1、miR-9、miR-124、miR-137、miR-34b/cが部位依存的なメチル化、および腫瘍依存的なメチル化(Cタイプ)であることを明らかにしてきた(Toiyama Y, Araki T,et al. Gastroenterology. 2017;153(6):1634-1646.)。一方で、当科において腸管切除術が実施されたクローン病の炎症部、癌部、および正常部の粘膜組織が患者の同意を得て保管されている。これらをderivation cohortとして、先の研究で用いられた同様の手法を応用することから開始する。
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研究成果の概要 |
別添の資料に詳細を記載させて頂いたが、クローン病癌化4症例で原発巣組織(PC)、ならびに腫瘍近傍炎症粘膜(CM)より採取したRNA later sampleから抽出したtotal RNAを用いて次世代シーケンスによる網羅的解析を外注にて施行し、得られた生データを解析し癌合併クローン病症例の癌組織で異常発現するmiRNAを同定した。候補miRNAとしては、癌合併クローン病症例の癌組織で異常発現亢進するものとして合計10のmiRNAが同定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回候補miRNAとして同定されたもののうち、特にhsa-miR-144-3p、hsa-miR-193a-3p、hsa-miR-223-3pは消化管癌の癌進展に関与するmiRNAとして複数の論文報告があり、今後も研究を継続する価値あるものであると考えている。
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