研究課題/領域番号 |
19K09232
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
|
研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
岡村 文子 (出町文子) 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍免疫制御TR分野, 主任研究員 (10546948)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | オートファジー / 膵臓がん / CTL / TCR / エピトープ / エピトープペプチド / K-RAS |
研究開始時の研究の概要 |
細胞傷害性T細胞(CTL)は標的細胞の表面上にあるヒト主要組織適合性抗原(HLA)が提示するエピトープペプチドを認識する。がんに特異的なCTLによる腫瘍退縮効果が明らかとなり有望な治療方法として注目を浴びている。一方で、膵臓がんでは有効性の高い変異に由来するエピトープペプチドが少ないと考えられ、新たなCTLターゲットの発見が必須である。申請者らは活性型K-RAS遺伝子変異を有する膵臓がんで誘導されるオートファジーを介在した場合にのみ生成されるCTLエピトープを同定した。この現象の普遍性を検討するために、治療ターゲットとなり得るオートファジー介在性CTLエピトープの網羅的な探索を行う。
|
研究成果の概要 |
がんに特異的なCTLによる腫瘍退縮効果が明らかとなり有望な治療方法として注目を浴びている。一方で、膵臓がんでは有効性の高い変異に由来するエピトープペプチドが少ないと考えられ、新たなCTLターゲットの発見が必須である。申請者らは活性型K-RAS遺伝子変異を有する膵臓がんで誘導されるオートファジーを介在した場合にのみ生成されるCTLエピトープを同定した。この現象の普遍性を検討するために、治療ターゲットとなり得るオートファジー介在性CTLエピトープの探索を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一部のがんでは有効性が示されているがん免疫療法であるが、難治がんである膵臓がんに対するがん免疫療法を行うためのターゲットが非常に少ない。そこで独自に得た基礎的データからその普遍性を検討するために、より広くターゲットを探索する研究を行なった。3年間での結果では十分な結果は得られていない。今後も研究を続けることにより社会へ還元できる結果につなげていけるものと考えている。
|