研究課題/領域番号 |
19K09234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
濱田 庸 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (20611958)
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研究分担者 |
後藤 均 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (00400333)
赤松 大二朗 東北大学, 大学病院, 講師 (40420012)
今井 陽介 神戸大学, 工学研究科, 教授 (60431524)
菅原 宏文 東北大学, 大学病院, 助教 (60451572)
権田 幸祐 東北大学, 医学系研究科, 教授 (80375435)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腹部大動脈瘤 / 前向き研究 / シミレーション / 破裂 |
研究開始時の研究の概要 |
腹部大動脈瘤拡大速度の規定因子として、蛋白分解酵素の発現量増加、細胞外基質合成不全が提唱されているが、臨床前向き研究はない。本研究では大動脈瘤径の半年の拡大速度を前向き観察して3群に分け、破裂性大動脈瘤を加えた4群の手術例で動脈壁を採取する。採取組織の蛋白分解酵素・細胞外基質発現量を独自の定量的免疫染色法で定量する。本手法は、新規高輝度蛍光粒子を用いて組織内の蛋白質発現量を「粒子数」で評価可能で、検出ダイナミックレンジは従来法の約1000倍と非常に高い。最終的に蛋白分解酵素・細胞外基質発現量と動脈瘤拡大速度、破裂との相関関係を明らかにし、手術適応に確固たるエビデンスを与える事を目的とする
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研究成果の概要 |
本研究助成の全期間にわたって、研究費獲得後に発生したコロナウイルス感染拡大によって、研究活動が大きく制限され、研究計画遂行に大きな支障が生じた。最近になって5類感染症となったもののその影響は、研究機関全体にわたって色濃く、症例の蓄積をすることが進まず、プログラム作成のための人的交流もほぼ実施できなかった。そのような中で数回神戸大学とのオンラインミーティングを行い、大動脈瘤内の複数部位での血圧測定を行い、そのデータを元にしたシミレーションプログラムを作成するなどの着想を得る事ができたが、実現するの至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前述したとおり、本研究助成の全期間にわたって、研究費獲得後に発生したコロナウイルス感染拡大によって、研究活動が大きく制限され、研究計画遂行に大きな支障が生じた。数回にわたりオンラインミーティングを開催する事はでき、前述したオンラインミーティングからプログラムソフト作成のきっかけをつかむ事が出来たものの、それを実践に移すための症例データ蓄積をすることができなかった。とはいえ、今後新規の科研費獲得ができた際には、その知見をもとに研究をより迅速に進めるための礎として利用できると考えている。
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