研究課題/領域番号 |
19K09247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
本郷 哲央 大分大学, 医学部, 講師 (70419646)
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研究分担者 |
米虫 敦 関西医科大学, 医学部, 講師 (80360254)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 大動脈 / エンドリーク / ステントグラフト / 大動脈瘤 / CT / dual energy CT |
研究開始時の研究の概要 |
従来検査にて診断が困難であったエンドリークの低侵襲診断法を確立するために、dual energy CTによる金属除去、心電図同期下4次元CT angiogram (4D-CTA)撮影と超遅延相造影CTとを組みあわせた基盤研究を行う。研究方法は以下の3つである。 1) Dual energy CTによる物質弁別を用いたステント除去のファントムによる検証を行う。 2) 超遅延相CTAによるtype IIIbエンドリーク描出能の検証を行う。 3) 金属除去 心電図同期下4D-CTAの臨床例でのエンドリーク診断能を検証する。
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研究成果の概要 |
(1)Dual energyによる金属除去画像の検証:ファントムにおいて造影剤のエンドリークモデルが作成され,ステントの外側にあるエンドリークの検出において通常のCT画像と,dual energyによる物質分別画像が作成され,物質分別にてエンドリーク描出能が向上していることが確認できた. (2)超遅延相造影CTの非剛体位置合わせ差分画像によるエンドリークの描出能の検証で従来の動脈相,静脈相と比較し超遅延相では検出能力向上していることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果に基づき,検出の難しいエンドリーク診断が向上すれば、適切な治療を選択することが容易になり、ひいては大動脈ステントグラフト治療の耐久性の向上につながると思われる。さらに本研究の金属除去の手法は、従来アーチファクトによって困難であった金属コイルや人工弁など体内金属移植後のCTによる血管評価応用が可能な技術として期待され、波及効果も高いと予想される.
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