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免疫チェックポイント機構による心不全の病態制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K09267
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55030:心臓血管外科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

河村 愛  大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (10838923)

研究分担者 河村 拓史  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (60839398)
秦 広樹  大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授(常勤) (80638198)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード重症心不全 / 左室補助人工心臓 / 左室unloading / 免疫チェックポイント機構
研究開始時の研究の概要

重症心不全患者において、左室補助人工心臓装着による左室の容量・圧不可の軽減が心機能の回復につながることが証明されているが、そのメカニズムについては十分理解されていない。また近年、PD-1/PD-L1などの免疫チェックポイント機構が大変注目されており、癌以外の病態にも寄与する可能性が示唆されているが、心不全の病態制御との関連は明らかではない。本研究では左室補助人工心臓装着後の心筋組織検体の解析および動物実験モデルを用いて、PD-1/PD-1経路による心不全の病態制御機構を明らかにし、重症心不全の新たな治療戦略を開発することを目的とする。

研究成果の概要

左室補助人工心臓を装着し左室をunloadした患者の心筋組織検体において、PD-L1の発現亢進を認めた。組織中のPD-L1の発現量はaPKCλ/c-Mycの発現量、左室駆出率と正の相関を示し、左室拡張末期径、左室収縮末期径と負の相関を示した。また接地培養した細胞をストレッチチャンバーで進展・解除するin vitroモデルでも、unload後のヒト臍帯血由来血管内皮細胞においてPD-L1/aPKCλ/c-Mycの発現亢進を認めた。左室のunloadによりaPKCλ/c-Myc発現が亢進し、血管内皮細胞においてPD-L1の発現が亢進し、左室のリモデリングに寄与する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

慢性心不全の病態における免疫チェックポイント機構の果たす役割についてはほとんど研究がなされていない。PD-L1による心不全の病態制御機構が明らかとなれば、新たな視点から重症心不全の治療戦略を開発することも可能であり、学術的・社会的意義は大きいと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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