研究課題/領域番号 |
19K09277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
服部 薫 (藤田 薫 / 服部薫) 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (30724439)
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研究分担者 |
岩崎 清隆 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20339691)
新浪 博 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (30241079)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 大動脈二尖弁 / 上行大動脈瘤 / 拍動循環システム / 4D-flow MRI / 上行大動脈血流 / 大動脈弁 / 上行動脈瘤 |
研究開始時の研究の概要 |
大動脈二尖弁は上行大動脈瘤の合併が多く、大動脈弁置換術後も瘤径拡大が進行する。拡大速度は個人差が大きく、適切な治療法の選択には、瘤径拡大の危険度予測に対応した手術適応基準が必要である。瘤径拡大の主要危険予測因子として申請者らは弁の開放形態に着目し、その重要規定因子は①弁の開閉方向、②交連配置角の比であると推測する。本研究では①②をパラメーターとする大動脈二尖弁の新しい弁形態分類案を作成し、弁モデルと拍動循環シミュレーターを用いた医工学研究によって、急速な瘤径拡大の原因となり得る「ハイリスク型弁形態」を明らかにする。
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研究成果の概要 |
交連配置角を自由に変更できる大動脈二尖弁モデル作製用機器を開発し、大動脈二尖弁形態が上行大動脈血流に及ぼす影響を、新たに開発したMRI対応型拍動循環回路を用いて実験的に検証した。大動脈二尖弁の交連配置角比は収縮期ジェットの偏位度に、小弁尖の位置は収縮期ジェットの大動脈衝突位置に強い影響を及ぼすことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は大動脈二尖弁の弁形態が上行大動脈瘤の瘤径拡大リスクを層別化するための指標として有用であることを示唆し、個々の瘤径拡大リスクに基づいた治療を提供するための新たな治療指針の作成に寄与し得るものと推察された。
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