研究課題/領域番号 |
19K09291
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
松井 啓夫 北里大学, 医学部, 助教 (00365123)
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研究分担者 |
江島 耕二 北里大学, 医学部, 准教授 (30327324)
天野 英樹 北里大学, 医学部, 教授 (60296481)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肺線維症 / ブレオマイシン / VEGFR1 / TK / SDF-1 / CXCR4 / VEGFR1陽性細胞 / 肺線維 / TGF-beta / VEGFR1-TK / 特発性肺線維症 / VEGF |
研究開始時の研究の概要 |
特発性肺線維症は、肺の高度な線維化を主体とする進行・不可逆性の予後不良な疾患である。近年、肺の線維化の抑制が期待できる抗線維化薬が開発されるも満足する結果が得られていないのが現状である。Vascular Endothelial Growth Factor(VEGF)は血管新生促進因子として知られているが、血管に富む肺組織で多量に発現を認め、また線維化形成にも深く関与している。そこで、肺線維化形成にVEGF type one Receptor Tyrosine Kinase (VEGFR1-TK)シグナルが関与するか否かを解明する。
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研究成果の概要 |
特発性肺線維症は予後不良な疾患である。その肺組織で血管新生促進因子であるVEGFの発現増加を認め、病気の進行と相関関係があると考えられている。我々はVEGFR1-TK signalが血管新生に関与することを以前報告した。申請者はVEGFR1-TK signalが肺の線維化形成に関与するか否か野生型(WT)及びVEGFR1TK欠損マウス(TKKO)を用いてブレオマイシン誘発肺線維症モデルを作成し比較検討を行い、VEGFR1-TK signalを介し肺組織で発現したSDF-1はCXCR7/CXCR4経路で骨髄組織からVEGFR1陽性細胞を動員させることで肺の線維化を促進させることが明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特発性肺線維症(Idiopathic Pulmonary Fibrosis:IPF)は、特発性間質性肺炎の中で最も頻度が高く、かつ予後不良な疾患である。肺に不可逆的に進行する線維化をきたし呼吸機能が低下して致死的になる。IPFの肺組織では、Vascular Endothelial Growth Factor( VEGF)の発現増加を認め、病気の進行とそれらの発現に相関関係があると考えられている。LM誘発肺線維症モデル用いて、肺線維症の病態進行にVEGFR1-TKシグナルが関与しているか解明することにした。本研究の成果は特発性肺線維症に対し新たな治療薬の開発につながる可能性がある。
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