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胸膜中皮腫に対する胸腔内局所療法の開発と新規バイオマーカーの探索

研究課題

研究課題/領域番号 19K09311
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55040:呼吸器外科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

塩見 和  北里大学, 医学部, 講師 (50398682)

研究分担者 江島 耕二  北里大学, 医学部, 准教授 (30327324)
小寺 義男  北里大学, 理学部, 教授 (60265733)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード胸膜中皮腫 / 胸腔内治療 / バイオマーカー / 免疫療法 / 中皮腫
研究開始時の研究の概要

本研究では、胸膜中皮腫の予後を改善する新しい治療戦略を開発するために、低侵襲かつ局所効果の高い胸腔内局所療法の開発と、中皮腫の中でも難治性のサブグループ(二相型、肉腫型)に対する診断、治療を目的とした新規バイオマーカーの開発を行う。
胸腔内局所療法の開発では、マウス中皮腫モデルを用いて、抗癌剤、抗体、免疫細胞の最適な胸腔内投与方法を探索し、予後に対する有効性を検討する。
新規バイオマーカーの開発に関しては、ヒトの中皮腫病理組織を材料とし、ショットガンプロテオミックス法を用いた網羅的なプロテオーム解析を行い、二相型、肉腫型に特異的に発現するタンパク質を探索し、臨床的有用性を検討する。

研究成果の概要

マウス中皮腫胸腔内モデルを用い、小分子化合物の抗癌剤であるGemcitabineをゲルとともに胸腔内投与した際の徐放効果を正確に評価する実験系を確立した。ヒト中皮腫組織検体を材料としたショットガンプロテオミクス法を用いた中皮腫の新規バイオマーカーの探索に関しては、有用な分子の同定には至らなかった。現在、マウス中皮腫細胞株を皮下移植した用いたモデルを用いて、中皮腫にも効果が期待される免疫チェックポイント阻害剤投与前後で動く腫瘍浸潤リンパ球内のバイオマーカー候補分子の同定を試みている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

胸腔内腫瘍に対して薬物を効果的に作用させる治療法の開発は、胸膜中皮腫の予後を改善するために重要である。我々は、マウス胸腔内に抗癌剤を投与した際に徐放効果を正確に評価するための実験系を確立した。今後、この実験系を用い、種々のゲルとともに抗癌剤を胸腔内に投与し、最も有効な胸腔内治療法を検討する。本治療法は、腹腔内腫瘍に対しても利用できるため、多くのがん種で役立つ可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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