研究課題/領域番号 |
19K09312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55040:呼吸器外科学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
佐藤 之俊 北里大学, 医学部, 教授 (90321637)
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研究分担者 |
三窪 将史 北里大学, 医学部, 講師 (90723940)
内藤 雅仁 北里大学, 医学部, 助教 (50648730)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肺癌 / 腺癌 / 微小乳頭状 / 細胞株 / 転移 / 浸潤 / 細胞接着 / Micropapillaryパターン |
研究開始時の研究の概要 |
原発性肺癌は日本で最も罹患率と死亡率の高い悪性腫瘍であり,現在でも本邦の年間死亡数は7,4万人を超えている.肺癌の中では腺癌の頻度が最も高いが,中でもmicropapillaryパターンを呈する肺腺癌(MPA)は,腫瘍径が小型の場合でもリンパ節転移を来しやすく予後不良である.しかし,研究材料に乏しく,その病態解明や治療法開発の為の基礎研究は進んでいない. そこで本研究では、MPAから樹立した細胞株を用いて、①KU-Lu-MPPt3細胞におけるRor1の機能を解析すること,②細胞株の形態を規定する遺伝子の候補pathwayの絞り込みをおこなうことで,MPAの浸潤機構を明らかにし,新たな肺癌治療法の開発に繋げることを目的とする.
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研究成果の概要 |
微小乳頭状を呈する肺腺癌(Micropapillary lung adenocarcinoma:MPA)は,転移しやすく予後不良である.そのメカニズムを解明するために,申請者らが樹立したMPAの原発巣組織に由来する細胞株(KU-Lu-MPPt3)を用いて,分子学的特徴の解析を行った.その結果, MPAにおける癌の転移・浸潤に係る候補遺伝子をいくつか挙げることが出来,その中から細胞接着に関与する分子について,その阻害薬がMPAに対する新たな治療戦略となる可能性があることを見出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでMPAに係る研究は臨床情報や病理検体を用いることでしか成し得なかったが,我々が樹立した細胞株 (KU-Lu-MPPt3)を用いることで,MPAの分子レベルでの解析が可能となった.MPAの組織学的特徴とKU-Lu-MPPt3細胞株の特徴の類似点から,微小乳頭成分と予後不良の因果関係を探求することで,MPAに対する新規治療法開発にも貢献できる可能性が高く,社会的貢献度が高い.
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