研究課題/領域番号 |
19K09315
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 (2022) 旭川医科大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
笹川 智貴 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (30400112)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マクロファージ / 筋弛緩薬 / 炎症 / 人工呼吸 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では全身性に投与された非脱分極性筋弛緩薬がマクロファージを介した炎症反応調節に影響を及ぼすか明らかにすることである。筋弛緩薬が神経筋接合部ではなく血中のマクロファージに作用し、炎症反応の調節性に影響するという発想は過去に報告がなく独自性を有する。培養マクロファージを用いて筋弛緩薬のマクロファージ上α7nAChRへの直接作用を検討する。筋弛緩薬投与されたマウスを用いて炎症性肺障害の程度をKOマウスと比較する。
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研究実績の概要 |
令和4年度も引き続き①肺障害性マウスにおけるALPHA7アセチルコリン受容体刺激薬GPS21への検討②THP1細胞株やRAW264.7細胞株を用いたLPS刺激による 炎症反応に対して筋弛緩薬ロクロニウムが炎症反応を増悪させるかを検討する実験を予定していたが、昨年度からの新型コロナウィルス対応および新型コロ ナウィルス感染による新規実験の制限が解除された。しかし研究者の所属変更により機器準備の段階から実験系を立ち上げる必要があり、時間を要した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
申請者の所属変更により実験系の再構築に時間を要している。またCOVID19の対応を必要としたため実験自体をほとんど実施することができなかった。細胞培養や測定に必要な機器や物品の準備は完了しており、今年度中に終了できる予定である。
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今後の研究の推進方策 |
本研究で炎症反応の調整に筋弛緩薬が関与する可能性が示唆される場合、筋弛緩薬作用拮抗薬によってその作用の拮抗変化がみられるか新たな研究を立ち上げる方向性が今後の研究の推進方策と考える
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