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社会的心理ストレスによる神経障害性疼痛治療薬の鎮痛効果減弱機序についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K09343
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関秋田大学

研究代表者

林田 健一郎  秋田大学, 医学系研究科, 准教授 (40769634)

研究分担者 小幡 英章  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20302482)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2020年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード疼痛 / 下行性抑制 / 青斑核 / アストロサイト / 神経障害性疼痛 / 下行性抑制系 / ガバペンチノイド
研究開始時の研究の概要

神経が障害されることによる痛み(神経障害性疼痛)はなかなか鎮痛剤が効かない場合が多い。本研究は、精神的ストレスが鎮痛剤の効果を弱くしてしまう仕組みを明らかにすると共に、弱くなった鎮痛効果を回復させる方法を提案する。

研究実績の概要

神経障害性疼痛の第一選択薬として世界的に使用されているガバペンチノイド(ガバペンチンとプレガバリン)は、その鎮痛機序が広く研究されているものの、臨床ではガバペンチノイドによる鎮痛効果が得られない神経障害性疼痛患者が多いにも拘らず、その理由はほとんど研究されていない。本研究は精神的ストレスがガバペンチノイドの鎮痛効果を減弱させる機序について、青斑核アストロサイトのグルタミン酸輸送体に焦点を当てて検討すると共に、減弱した鎮痛効果を回復させる治療戦略の提案を目的としている。今年度は、ストレスを与えた動物において、青斑核の基礎神経活動が増加し、痛み刺激及びガバペンチン投与に
よって惹起される神経活動が低下することを明らかにした。また、ガバペンチンの鎮痛効果は、ストレスを与えた動物でおよそ60%低下した。さらに、ストレスを与えた動物の青斑核のグルタミン酸輸送体(GLT-1)発現量が低下することを確認した。これらの結果は、ストレスが青斑核アストロサイトのGLT-1発現を減少させ、グルタミン酸調節機能に異常が起きたため、青斑核の搬送性低下が起きるという本研究の作業仮説と一致している。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Peripheral nerve injury in rats induces alternations in choice behavior associated with food reinforcement2019

    • 著者名/発表者名
      Hayashida, Ken-Ichiro Eisenach, James C Kawatani, Masahito Martin, Thomas J
    • 雑誌名

      J Physiol Sci

      巻: 69 号: 5 ページ: 769-777

    • DOI

      10.1007/s12576-019-00693-6

    • NAID

      40022006467

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2021-12-27  

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