研究課題/領域番号 |
19K09354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
白神 豪太郎 香川大学, 医学部, 教授 (20235740)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 麻酔薬 / 鎮静薬 / 筋弛緩薬 / 血糖値 / 自動制御 / 筋弛緩度指標 / 痛み度指標 / 鎮静度指標 / 鎮痛薬 / 筋弛緩度 / 痛み度 / 鎮静度 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、麻酔・周術期関連薬剤(全身麻酔薬/鎮静薬、鎮痛薬、筋弛緩薬およびその他の薬剤)の投与を自動制御するための薬理学的closed-loop制御システムの開発を行う。そのため、薬剤用量により生理的パラメータがどのように変動するかの基礎的データを蓄積する。蓄積データから数学的モデルを構築し、そのモデルで適切に薬剤投与を制御できるかどうかのシミュレーションを行う。続いて、安全機構を付加し、シミュレーションを行ったうえで、臨床応用をはかる。臨床応用では,薬剤投与システムの安定性および安全性、患者パラメータ(呼吸循環動態などのストレス反応、術後回復指標、患者満足度など)に及ぼす影響を検討する。
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研究成果の概要 |
鎮静・鎮痛度、筋弛緩度や血糖値等を制御目標とする麻酔・周術期の薬剤投与自動制御システム開発のための臨床的検討を行った。新規鎮静薬レミマゾラム投与量と鎮静度指標との関係、非脱分極性筋弛緩薬ロクロニウム投与量と筋弛緩度指標との関係、集中治療室入室大手術後患者におけるインスリンおよびグルコース投与量と血糖値との関係等を記述する数学的モデルの構築を試み、これらの自動制御システムへの応用可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は麻酔・周術期管理方法の質向上、在院期間短縮や予後改善、周術期管理に関係する医療スタッフの業務負担軽減に貢献することが期待される。また、薬剤投与自動制御システムの開発は学術的意義のみならず新産業発展の端緒となる可能性がある。
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