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オプトジェネティクスをもちいた麻酔薬による術後認知障害の機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K09355
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

向原 桂香  鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (60837269)

研究分担者 長谷川 麻衣子  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20516637)
奥野 浩行  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (80272417)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードオプトジェネティクス / 術後痛 / オプトジェネティクス解析 / 術後痛モデル / 術後認知機能
研究開始時の研究の概要

手術侵襲や全身麻酔による術後せん妄・認知障害が問題となっている。術中の一時的な神経活動の修飾が、意識や感覚の認知といった長期予後に影響している可能性が示唆されている。「術中」に痛みや記憶を司る前頭前野や海馬の神経活動を可視化し直接検証することは困難であるが、本研究では全身麻酔下の手術侵襲による神経活動変化を、インビボ神経活動記録法を用いてリアルタイムに解析し、脳マトリックスの相互作用から術後認知機能との相関関係を明らかにする。さらにオプトジェネティクスにより神経活動を可視化し、術後せん妄・認知機能障害の機序を解明し、麻酔方法や周術期鎮痛の改善に応用することが目的である。

研究成果の概要

マウスの心肺停止モデルの作成では、マウスの蘇生に難渋した。モデル作成後の行動変化、免疫組織学的評価に向けて、マウスの術後痛モデルにて評価を行なった。手術後には術後認知機能障害を発症することが示唆され、扁桃体はその責任部位の一つである可能性が示された。蘇生後の臓器の虚血再灌流障害では、全身性の炎症反応が引き起こされ、敗血症に類似した全身炎症反応症候群を引き起こすと言われており、術後痛マウスと同様の実験手法にて心肺停止モデルマウスにて検討を行う予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

手術中は全身麻酔等をおこなうことにより痛みを患者に意識させることはないが、脳の活動は全身麻酔中も痛みを認識しているのかは不明である。また、麻酔を深くし痛みをコントロールすることが良いのか、また深い麻酔は術後の認知機能障害に影響があるのかを検討した。術後痛モデルマウスを作成したが、麻酔の深さによる痛みの変化を捉えることが難しく、更なる研究計画が必要だと考えてる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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