研究課題/領域番号 |
19K09366
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
|
研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
黒澤 温 旭川医科大学, 医学部, 准教授 (30463756)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | デクスメデトミジン / イミダゾリン / てんかん様痙攣 |
研究開始時の研究の概要 |
デクスメデトミジンはα2受容体だけではなく,イミダゾリン受容体にも作用するが,その効果はまだはっきりと解明されていない。デクスメデトミジンの痙攣に対する効果については,臨床レベルにおいても動物実験レベルにおいても相反する結果が報告されており,統一した見解が得られていない。我々は, in vitroの実験で,ラットのてんかん様脳波をデクスメデトミジンが主にα2受容体を介して抑制することを報告したが,イミダゾリン受容体に介した反応はα2の作用が強く,はっきりとした効果は解明できなかった。今回の研究の目的は,てんかん様活動電位に対するイミダゾリンの効果を解析することである。
|
研究実績の概要 |
デクスメデトミジンはα2受容体に主に作用するが、イミダゾリン受容体にも作用をおよぼす。以前に行った研究では、海馬におけるてんかん様痙攣に対するデクスメデトミジンは抑制的に作用するが、イミダゾリン受容体を介した反応は、受容体のタイプにより相反する影響が見られた。2019年度はイミダゾリン受容体アゴニスト単独により、海馬におけるてんかん様痙攣への影響を測定する予定であったが、実験機器 MED64 multielectrode システムが故障による修理等に時間を要し、修理後も電位測定が安定せずセットアップ段階であった。また、2020年1月より勤務先である病院のCOVID19対策業務により研究へのエフォートがとれず、研究は中断している状態である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当研究に関わる既存の実験機器 MED 64 multielectrode システムが故障し、点検・修理に時間を要した。また、修理後も電位測定が安定せずセットアップ段階であった。2020年1月からは勤務先である病院のCOVID19対策の業務により研究に関するエフォートがとれず、実験は中断している。
|
今後の研究の推進方策 |
COVID19の収束が見られるまで研究にエフォートをかけることかできず、現時点では実験再開の目処がつかない状況である。COVID19が収束し、実験機器・物品の供給が安定したら研究を再開する。
|