研究課題/領域番号 |
19K09386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55050:麻酔科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
竹下 淳 関西医科大学, 医学部, 研究医員 (40433263)
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研究分担者 |
中嶋 康文 関西医科大学, 医学部, 教授 (70326239)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 敗血症 / microRNA / 血小板 / 遺伝子治療 |
研究開始時の研究の概要 |
患者予後と関連する敗血症時の血小板数減少の原因として、過度の血小板活性化と、引き続き起こる血小板細胞死の現象が関与すると考えている。その機序と新しい予防法・治療法を見出すために、次世代シーケンサーを用いた血小板内と、血漿中の網羅的なmicroRNA(miRNA)発現解析等を通じて、その病態解析を展開したい。
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研究成果の概要 |
敗血症を持つ患者で血小板数が減少している場合、血小板内のピロプトーシス関連インフラマソームと細胞接着分子の活性化により、血小板の消費が増加します。これは血小板の生成が増加しても追いつかないためです。さらに、変化したmiRNAが血小板数の減少を予測する有力な指標として機能する可能性があります。このような知見は敗血症の診断や治療の進展に寄与するかもしれません。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症における血小板の動態とその調節機構に関する理解を深めることに学術的な意義があります。敗血症治療における新たな介入点を提供するかもしれません。また、miRNAの変化が血小板数の減少を予測するバイオマーカーとして機能する可能性を示すことは、敗血症の早期診断や治療の改善に寄与する可能性があります。 敗血症は世界中で重大な健康問題となっており、早期診断と効果的な治療が患者の生存率を大きく向上させることができます。これにより、敗血症による死亡率の低減や治療費の削減に貢献すると考えられます。
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