研究課題/領域番号 |
19K09444
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
|
研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
平 泰彦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (00154724)
|
研究分担者 |
藤谷 茂樹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50465457)
鹿志村 剛 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (10788590)
吉田 徹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (70265601)
森澤 健一郎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (60410130)
内藤 貴基 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (30814628)
北野 夕佳 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (90621392)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 一酸化炭素中毒 / CO-Hb / 光照射 / CO解離 / 光治療 / 低侵襲 |
研究開始時の研究の概要 |
一酸化炭素ヘモグロビン(CO-Hb)への可視光照射がHbからCOの解離を促進する原理を臨床応用し、CO中毒患者の新たな治療法として血液への光照射法を従来の高濃度酸素治療に加えることで、CO中毒の治療成績向上を目指すことである。
|
研究成果の概要 |
①早稲田大学との共同研究課題である、血液循環シュミレーションモデルを使った研究は、COVID-19パンデミックの影響で一時中断を余儀なくされている。そのため自施設で実施可能な研究テーマとして次の2つを挙げ、実験を行った。 ②照射光の波長:Hbが吸収し易い波長のレーザー光を照射すると、HbCOからCOが離れやすいことが分かった。③光照射の方法:熱の発生を抑えるために、連続と断続(パルス)照射とを比較した。発光に要するための電力が大きいと発生する熱も大で、熱により血液は固まりやすい。同じ電力なら2つの照射方法の間でCOの解離率に差はない。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦における一酸化炭素(CO)中毒による死亡は年間2,000人で、潜在的患者数は50,000人に達すると言われている。現在、CO中毒の治療法は高濃度酸素(O2)投与と限られた施設での高圧酸素療法のみである(全国に40か所のみ)。一酸化炭素が付いたヘモグロビン(COHb)へ光を照射すれば、COがHbから離れやすくなることは証明されている。この原理をCO中毒治療として利用できれば、多くのCO患者を救うことができ、社会的にも大きく貢献することができる。
|