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脳動脈瘤発生における血管壁を場とした炎症性カスケードの意義

研究課題

研究課題/領域番号 19K09499
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関杏林大学 (2020-2021)
東京大学 (2019)

研究代表者

中冨 浩文  杏林大学, 医学部, 教授 (10420209)

研究分担者 和田 洋一郎  東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (10322033)
栗原 裕基  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (20221947)
宮脇 哲  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70407914)
松田 浩一  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 教授 (90401257)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード脳動脈瘤 / 体細胞変異 / 分子標的薬 / 体細胞変異遺伝子 / ガン関連遺伝子 / 受容体チロシンキナーゼ / 遺伝子解析 / 動物モデル / 炎症性カスケード / くも膜下出血 / 解離性・拡張蛇行性脳動脈瘤
研究開始時の研究の概要

本研究では、世界に先駆けて確立した解離性/拡張蛇行性脳動脈瘤マウスモデルによる解析(免疫組織学的解析、RNAseq、質量解析)、バイオバンクジャパンの約650人分の脳動脈瘤患者ゲノムデータ解析、外科手術によって摘出された脳動脈瘤凍結検体および末梢血検体を用いた解析(免疫組織学的解析、組織RNAシークエンス、末梢血DNAの全エクソンシークエンス)を通じて、血管壁のシェアストレス応答による炎症性カスケードの機序を解析し、くも膜下出血発症の分子メカニズムを解明する。脳動脈瘤の発生/形態的多様性/形態変化の分子メカニズムと真の責任遺伝子を解明し、より高精度な破裂予測と新たな薬物治療開発を行う。

研究成果の概要

日本人の5%が罹患する未破裂脳動脈瘤の発生過程と破裂しくも膜下出血へ至る病理病態は、未解決課題である。外科手術時に摘出された脳動脈瘤のゲノム解析により同定した405の体細胞変異中の特に脳動脈瘤形成に影響を及ぼすと思われる4遺伝子群について機能解析を行い、人脳血管不死化細胞株・新規脳動脈瘤マウスモデルを用いて低分子医薬、抗体医薬等の新規治療薬開発研究を行う。

研究成果の学術的意義や社会的意義

脳動脈瘤に特異的に見られる癌関連遺伝子の変異を405遺伝子同定しており、こうした癌関連遺伝子の中にはすでに固形癌で発生原因として同定され、分子標的薬・低分子化合物が開発中のものが存在する。これらの分子標的薬・低分子化合物が、脳動脈瘤の発生、増大、破裂予防に対しても治療効果を持つことが、細胞実験、マウス動物モデル実験で実証されれば、大型哺乳動物での検証を経て、臨床試験、創薬実用化へと進めていける可能性が高い。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)

  • [産業財産権] 動脈瘤の治療及び/又は予防のための医薬組成物、動 脈瘤の診断補助方法、並びに動脈瘤治療薬の評価方法2021

    • 発明者名
      中冨浩文
    • 権利者名
      中冨浩文
    • 産業財産権種類
      特許
    • 出願年月日
      2021
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 外国

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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