研究課題/領域番号 |
19K09537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
赤川 浩之 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (60398807)
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研究分担者 |
糟谷 英俊 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (50169455)
恩田 英明 東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60185692)
米山 琢 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (90318105)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | もやもや症候群 / 類もやもや病 / もやもや病 / 全エクソームシーケンシング / 感受性遺伝子 / RNF213 / 遺伝的修飾因子 |
研究開始時の研究の概要 |
もやもや病では、感受性遺伝子RNF213の変異検出率に明確な国別地域差があり、未知の感受性遺伝子の存在は明らかである。このような未知の感受性遺伝子を特定できれば、未だ不明な点が多いもやもや病の病態理解が深まり、あらたな治療法開発への起点ともなりうる。我々はこれまでの研究で、類もやもや病の基礎疾患の原因遺伝子の一部が、もやもや病の感受性遺伝子にもなりうるとの知見を得た。本研究では、この知見をさらに確かなものとすべく、次世代シーケンサーを駆使してこれらのターゲット遺伝子シーケンスを行う。得られた結果より、高精度かつ高効率な遺伝子診断が行えるクリニカルシーケンスパネルを確立して公開する。
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研究成果の概要 |
モヤモヤ血管症は頭蓋内内頚動脈終末部の進行性狭窄により異常な側副血行路であるモヤモヤ血管を生じる希少疾患である。特発性のものはモヤモヤ病と定義され、種々の遺伝性疾患や全身性疾患に併発するものをモヤモヤ症候群または類モヤモヤ病と呼ぶ。近年の研究により、モヤモヤ病のみならずモヤモヤ症候群においても他因子遺伝の機序が発症にかかわることが分かってきた。本研究では、モヤモヤ病患者および種々の遺伝性疾患に併発したモヤモヤ症候群患者を対象に全エクソームシーケンシングを実施し、モヤモヤ血管症の発症にかかわるポリジェニックな遺伝背景を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人をはじめとした東アジア人では、モヤモヤ病患者の大多数が感受性遺伝子バリアントRNF213 p.R4810Kを有する。しかし、RNF213遺伝子の機能自体が不明のため病態の理解が進んでいないのが現状である。本研究結果で遺伝的背景の新たな側面が見えたことにより、病態解明の一助となることが期待される。また、培養細胞実験等により複数の機能的疾患遺伝子バリアントを有する個体が存在することが証明され、他因子疾患の研究においても貴重な実例を提示する成果となった。
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