研究課題/領域番号 |
19K09587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
王 克ヨン 産業医科大学, 教育研究支援施設, 准教授 (30369053)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 骨折 / 骨再生 / 線維芽細胞 / Wnt10a / 創傷治癒 / BMP-2 / 人工骨 / 骨髄移植 / Wnt10A / 骨形成 / WNT10A |
研究開始時の研究の概要 |
Wnt10a は線維芽細胞の増殖因子であり、主に骨膜の修復や骨膜性仮骨の形成において重要な役割があると考えている。本研究の目的は、骨折治癒過程において Wnt10a がどのような役割を担っているのか明らかにすることであり、我々が独自に開発したWnt10a KOマウスを用いて以下の検証を行う。 検証1)骨折治癒過程における Wnt10a の役割(形態学・組織学的な評価) 検証2)骨折治癒過程における Wnt10a の役割(修復部位特異的な発現遺伝子の解析) 検証3)Wnt10a タンパクの補充による骨折治癒過程の変化
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研究成果の概要 |
広範な皮膚欠損を伴う難治性骨折の治療は整形外科領域にとって非常に困難な問題である。本研究では、研究者が独自に開発したWnt10a遺伝子欠損マウスを用いた骨折治癒過程における Wnt10a の役割を明らかにし、皮膚組織の創傷と骨折の治癒の両方の問題を同時に解決する方法を検討する。研究結果:Wnt10aは創傷の皮膚再生、骨膜の修復や仮骨の形成に対して重要な役割があることが示唆された。特に骨折治癒過程の初期段階では、皮膚欠損部位及び骨膜周囲の線維芽細胞の増殖が促進され、更にBMP-2(骨形成タンパク質)の添加によりWnt10aの発現が有意に増強された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究から、Wnt10a は線維芽細胞の増殖因子であり、主に骨膜の修復や骨膜性仮骨の形成において重要な役割を担っていることが証明された。Wnt10aの研究おいて、我々は全世界をリードして研究を進めており、Wnt10aを標的とした新しい創傷・骨折治療薬の開発も将来的に考えている。難治性骨折患者の機能予後改善・早期社会復帰を目指ざす上で、Wnt10aを標的とした本研究成果は重大な一歩となり得る。
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