研究課題/領域番号 |
19K09605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
倉谷 麻衣 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50758109)
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研究分担者 |
片桐 岳信 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80245802)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 遺伝性疾患 / 軟骨 / 骨 |
研究開始時の研究の概要 |
多発性外骨腫症 (Multiple Hereditary Exostoses: MHE) は、全身の骨に骨軟骨腫が発生する遺伝性疾患であり、根本的な治療法は確立されていない。MHEは、プロテオグリカンの糖鎖合成酵素をコードするEXT1遺伝子もしくはEXT2遺伝子の変異によって発症することが明らかとなっている。 最近、MHEにおけるEXT1の変異によって 、BMP活性が亢進することが、骨軟骨腫の発症に関与する可能性が示された。 本研究は、MHEの責任遺伝子EXT1及びEXT2の変異で引き起こされるBMPシグナル活性化のメカニズム解析し、特異的な阻害剤の開発を目指す。
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研究成果の概要 |
多発性外骨腫症(MHE)は、全身の骨で骨軟骨腫が発生する遺伝性骨系統疾患であり、プロテオグリカン合成に必須な糖転移酵素Ext1やExt2の機能欠失型変異が原因で発症する。本研究では、新しいin vitroの実験系の樹立を目的とし、Ext1機能欠失を模倣した培養軟骨細胞、およびExt1変異体の過剰発現系を確立した。本研究結果から、我々の樹立した実験系は、Ext1変異に起因するMHEの病態を模倣するものであり、分子メカニズムの解明や阻害剤の開発に応用できる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で樹立した解析法は、多発性外骨腫の発生機序解明と阻害薬の開発に応用できる可能性がある。
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