研究課題/領域番号 |
19K09662
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
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研究機関 | 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター(研究部) |
研究代表者 |
森下 雄一郎 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター(研究部), 独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター(研究部), 研究員(移行) (20648555)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 非骨傷性頸髄損傷 / 頚椎症性脊髄症急性増悪 / 病態生理 / spinal cord injury / traumatic injury / degenerative disorder / 頚髄損傷 / 外傷と変性疾患 / MRI / 外傷と変性疾患の病態の違い / 非骨傷性頚髄損傷 / 頚椎症性脊髄症 |
研究開始時の研究の概要 |
非骨傷性頚髄損傷に対する診断基準は未だに曖昧で、世間一般的には頚椎症性脊髄症急性増悪病態(rp-CSM)も広義の非骨傷性頚髄損傷に含まれているのではないかと考える。しかし、外傷性と変性に伴う頚髄損傷とは全く病態の異なる疾患である。本研究では、非骨傷性頚髄損傷とrp-CSM症例の画像、臨床像等を比較検討し、非骨傷性頚髄損傷の病態の解析と、その適切な診断基準および治療指針を解明し、早期の個々の症例の予後予測によるゴール設定と早期社会復帰のための準備対応を目的としている。
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研究成果の概要 |
外傷性頸髄損傷症例と頸椎症性脊髄症急性増悪症例を比較検討した。初診時神経学的所見は一見似た病態であるが、発症原因や術後の経過を観察することにより、その病態生理の違いについて解明した。 MRI画像変化では、急性期では両群とも障害高位にT2強調画像にて異常髄内信号変化を認めるが、慢性期では外傷性頸髄損傷のみT1強調画像にて異常髄内信号変化を認める。また、神経学的改善は頸椎症性脊髄症症例が有意に良好であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現状では厳密な診断がされなかった外傷性頸髄損傷と変性疾患に伴う頸髄損傷が的確な鑑別診断ができることにより、適切な治療法を選択することができると考える。早期病態診断と適切な治療選択により、それぞれの早期社会復帰のための準備ができると考える。
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