研究課題/領域番号 |
19K09680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
三輪 祐子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (90572941)
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研究分担者 |
齋藤 尚二 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00635609)
岩崎 研太 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (10508881)
小林 孝彰 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70314010)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腎移植 / BKウイルス再活性化 / 免疫抑制剤 / BKウイルス / 再活性化 / 免疫抑制 / 免疫抑制下でのウイルス感染 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、腎移植後に起こるBKV再活性化を、BKV腎症に進展させず、なおかつde novo DSAの産生を促さない適切な免疫抑制療法及び治療法を確立し、グラフトの長期生着を目指す。そのために次の3つの点を明らかにする。 (1)移植前の潜在的なBKV感染(ドナー・レシピエント)とBKV再活性化との関連性。 (2)BKV特異的反応性を持つT細胞リンパ球測定法の確立。 (3)BKV感染による、血管内皮細胞上のHLA class I,II発現への影響。
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研究成果の概要 |
腎移植後のBKウイルス(BKV)の再活性化は、BKVに対する特効薬がなく、過剰免疫抑制により腎症に進展しうる。本研究は、腎移植後に起こるBKV再活性化をモデルに、BKV腎症に進展させず、なおかつde novo DSA (de novo Donor Specific Antibody (DSA))の産生を促さない適切な免疫抑制療法達成をするために、腎移植前のドナー/レシピエント(D/R)の尿、血液検体を用いた、移植前スクリーニング法を確立し、移植前後のレシピエントのBKVに特異的なT細胞性免疫状態測定法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
移植前にBKV再活性化のリスクが分かれば、導入期の免疫抑制剤の選択の指標となり、免疫抑制剤の調整ができる。BKV腎症進行阻止の指標となると思われる。また移植後の個々のBKVに対する免疫機能の状態が分かれば、免疫抑制剤の調整ができる。BKVプローブに対する免疫応答を評価し、移植後のモニタリングとして使用する。現在BKV血症と診断されると、免疫抑制剤の中止および減量、他剤への変更が行われるため、de novo DSA産生のリスクが高まる可能性があるが、それを阻止する免疫抑制療法の最適化(過剰及び過小免疫抑制療法の是正)を行える可能性がある。
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