研究課題/領域番号 |
19K09690
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
枝村 康平 岡山大学, 大学病院, 助教 (90535816)
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研究分担者 |
定平 卓也 岡山大学, 大学病院, 助教 (20733322)
那須 保友 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (20237572)
和田 耕一郎 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (20423337)
荒木 元朗 岡山大学, 大学病院, 講師 (90467746)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 膀胱癌 / 局所治療 / 薬剤投与法 / 内視鏡 |
研究開始時の研究の概要 |
膀胱癌の治療では、まず経尿道的膀胱腫瘍切除術が実施され、特に表在性膀胱癌の治療ではこれがスタンダート治療とされている。一方で筋層浸潤性膀胱癌については、経尿道的膀胱腫瘍切除術が実施された後、膀胱全摘術の適応と判定される症例が少なくない。本研究では「膀胱癌の治療において、アブレーション薬剤を癌病巣局所とその周辺に局所注入することにより表在癌と浸潤癌を根治治療することが可能なのか?」といった学術的「問い」を設定し、これを研究・解明することで、膀胱癌の治療における革新的医療技術の確立へとつなげる。
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研究成果の概要 |
「表在性・浸潤性膀胱癌のいずれにも対応可能な、安全かつ根治的な腫瘍アブレーション効果を有する、内視鏡下最低侵襲治療」の開発という泌尿器科分野の重要課題に挑戦するべく、表在癌と浸潤癌の場合とに分けて、研究方法・戦略を設定し、研究を実施した。結果として、表在癌に対する薬剤の局所投与治療法に根治性を持たせるために、膀胱鏡下にどのように薬剤をどのように投与するか、という点について一定の成果を得ることができた。すなわち、数種類の組織アブレーション作用を有する投与薬について解析を行い、それぞれの膀胱粘膜におけるアブレーション効果に関する知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
表在性膀胱癌の治療では経尿道的膀胱腫瘍切除術が第一選択とされる一方、筋層浸潤性膀胱癌については未だ根治性を期待できる内視鏡治療は存在せず、最終的に膀胱全摘除術を余儀なくされる症例も少なくない。本研究では「膀胱癌の内視鏡治療において、アブレーション薬剤を癌病巣局所とその周辺にIn situ permeation systemにより局所投与することにより表在癌と浸潤癌を根治治療することが可能なのか?」といった学術的「問い」を設定し、研究の成果を膀胱癌の内視鏡治療における革新的医療技術の確立へとつなげる方針である。
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