研究課題/領域番号 |
19K09696
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
畦元 将隆 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (70264736)
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研究分担者 |
河合 憲康 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (20254279)
安藤 亮介 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (30381867)
惠谷 俊紀 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30600754)
戸澤 啓一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40264733)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
堤内 要 中部大学, 応用生物学部, 教授 (50329851)
内木 拓 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (50551272)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 癌温熱治療 / 癌化学療法 / 磁性ナノ粒子 / ナノカーボン材料 / 交流磁場 / HIKESHI / HSP70 / カーボンナノホーン / 筋層浸潤膀胱癌 / 筋層非浸潤膀胱癌 / 温熱治療 / ナノ粒子 / 磁場誘導組織内加温 / 化学療法 / 磁場誘導組織内加温法 / がん温熱療法 |
研究開始時の研究の概要 |
局所浸潤性膀胱癌に対し膀胱を温存しつつ根治が可能な治療法が社会的に求められている。私たちは磁性ナノ粒子(magnetic nano-particle:MNP)と交流磁場照射を用いた新規がん温熱治療を開発した(Thermal Knife)。一方、単層カーボンナノホーンとマグネタイトナノ粒子を複合化し、さらに抗がん剤を内包させて、がん温熱療法と化学療法の複合治療を可能とする材料(Thermo-SWNH)の開発に成功した。 Thermo-SWNHとThermal Knifeの併用で、温熱がん治療効果と抗がん剤の作用との相乗効果を生み出す新しい治療法の開発のための基礎研究を行う。
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研究成果の概要 |
磁性ナノ粒子と交流磁場照射を用いた新規がん温熱治療(Thermal Knife)を開発した。一方で単層カーボンナノホーンとマグネタイトナノ粒子を複合化し、さらに抗がん剤であるゲムシタビンを内包させて、がん温熱療法と化学療法の複合治療を可能とする材料(Thermo-SWNH)の開発に成功した。Thermo-SWNHを用いたThermal Knifeを、局所浸潤性膀胱がんに対する新しい治療法とするための基礎研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
転移のない浸潤性膀胱がん(局所浸潤性膀胱癌)に対する治療の基本は根治的膀胱全摘術であるが、QOLを低下させるため膀胱を温存しつつ根治が可能な治療法が社会的に求められている。本研究をもとに、局所浸潤性膀胱がんに対するThermo-SWNHとThermal Knifeを併用した新しい治療法の開発のための基礎研究を行った。本研究による治療法では、化学療法とがん温熱治療の相乗効果が期待できる。Thermo-SWNHの投与は局注となるが、局所浸潤性膀胱癌の原発巣への投与は可能であり、臨床応用は可能と考えている。社会的にも学術的にも意義があると考えている。
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