研究課題/領域番号 |
19K09709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
河嶋 厚成 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50746568)
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研究分担者 |
野々村 祝夫 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30263263)
和田 尚 大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (70243459)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 膀胱癌 / シングルセルシークエンス / CCR8 / ノックアウトマウス / 制御性T細胞 / 尿路上皮癌 |
研究開始時の研究の概要 |
抗PD-1抗体治療は尿路上皮癌において既に臨床応用されているが、より治療効果の高く副作用の少ない新規免疫療法の開発が重要である。これまで、我々は抗PD-1抗体単剤治療の効果が乏しい症例の特徴として、癌組織内における制御性T細胞分画の上昇が関与していることを見出した。当研究では、尿路上皮癌に対する癌組織内制御性T細胞を標的とした治療薬の可能性を、①Xenograftモデル②自然発がんモデルで評価すると共に、外科切除標本を用いた免疫組織化学染色により癌組織内制御性T細胞発現の臨床的意義を検討し、尿路上皮癌に対する新たなる治療戦略の創生を行うことを目的とする。
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研究成果の概要 |
癌組織内浸潤制御性T細胞の特異的表面分子であるCCR8の発現と治療的意義を明らかにすることを当研究の目的とした。シングルセルシークエンスにより、腎細胞癌や肺癌と同様に、膀胱癌でもCCR8は組織内制御性T細胞として特異性が高い分子であることを再確認した。一方、The Cancer Genome Atlas (TCGA) 膀胱癌群のデータでは、CCR8の発現が予後予測因子にはならなかった。CCR8を標的とした治療抗体の有用性が同時期に他グループから次々と報告され、治療標的としての重要性が確認されており、発癌機構への更なる検討が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌組織内浸潤制御性T細胞の特異的表面分子であるCCR8の発現と治療的意義を明らかにすることを当研究の目的とした。シングルセルシークエンスにより、腎細胞癌や肺癌と同様に、膀胱癌でもCCR8は組織内制御性T細胞として特異性が高い分子であることを再確認した。一方、The Cancer Genome Atlas (TCGA) 膀胱癌群のデータでは、CCR8の発現が予後予測因子にはならなかった。CCR8を標的とした治療抗体の有用性が同時期に他グループから次々と報告され、治療薬の臨床応用が期待される。
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