研究課題/領域番号 |
19K09710
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
本田 正史 鳥取大学, 医学部, 准教授 (20362890)
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研究分担者 |
武中 篤 鳥取大学, 医学部, 教授 (50368669)
引田 克弥 鳥取大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (50403407)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 下部尿路機能 / 膀胱内圧測定 / 受容体 / 神経ペプチド / カリウムチャネル開口薬 / 排尿機能 / 薬理学 / 生理学 / ドラッグデリバリーシステム / 膀胱内注入 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、従来の薬物療法では改善できない過活動膀胱の症状(頻尿、尿意切迫感など)に対する新しい薬剤の膀胱内注入療法を確立するために、実験動物を用いた基礎研究を行う。 使用する薬剤はKv7チャネル開口薬で、膀胱に尿をためやすくする作用があることは分かってきているが、その作用機序は十分には解明されていない。また膀胱内に注入した場合の効果も不明な点が多い。 膀胱内に注入する薬剤の膀胱組織への吸収効率を改善するため、注入前に薬剤を特殊処理し実験を行う予定である。
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研究成果の概要 |
電位依存性カリウム7(Kv7)チャネル開口薬の下部尿路機能に果たす役割を検討する一連の研究の過程で、ghrelin経静脈投与のラット排尿反射への効果を検討した。 ウレタン麻酔下に連続膀胱内圧測定を行った。Ghrelinを経静脈的に投与し、投与前後の膀胱機能の変化を評価した。また、ghrelinの作用がopiod系を介するかどうか検討するため、ghrelinとnaloxoneの併用でも同様の研究を行った。Ghrelin投与は排尿間隔を延長し、この効果はnaloxoneで抑制された。以上よりghrelinは排尿反射をopioid系を介して抑制する事が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果から、未だにその作用が十分に解明されていないghrelinが正常排尿反射に果たす役割が解明された。神経ペプチドghrelinの経静脈投与は、ラット正常排尿反射をopioidメカニズムを介して抑制する可能性が示唆された。 Ghrelinの経静脈投与による下部尿路機能以外の全身への作用は十分には判明していないものの、本研究成果は過活動膀胱などの下部尿路機能障害に対する新しい薬物療法を確立していく上で、重要な基盤になる知見であると考えている。
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