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生体内ダイレクト・リプログラミングによる膀胱平滑筋の再生

研究課題

研究課題/領域番号 19K09719
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

松原 弘樹  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (00530362)

研究分担者 松田 修  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00271164)
岸田 綱郎  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00370205)
浮村 理  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70275220)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード膀胱平滑筋 / direct reprogramming / ダイレクトリプログラミング / 膀胱線維化 / 再生医療
研究開始時の研究の概要

膀胱線維化(Bladder fibrosis)は神経の異常によって膀胱の収縮が慢性的に妨げられた状態や、前立腺肥大症などによって排尿時に膀胱内の圧力が異常に上昇した状態が慢性的に続くと起こる、不可逆的な病態である。根本的治療はなく、最終的に排尿は不可能となりバルンカテーテル留置が必要となるため、新規治療の開発が切望されている。我々は最近、平滑筋細胞を誘導する手法を世界で初めて開発した。本研究ではこの技術を、bladder fibrosisに対する新しい再生医療の樹立につなげるための基礎実験を行う。

研究成果の概要

膀胱線維化(Bladder fibrosis)は神経の異常によって膀胱の収縮が慢性的に妨げられた状態が続くと起こる不可逆的な病態である。平滑筋細胞の萎縮や喪失、膀胱間質内の線維芽細胞から分泌される細胞外マトリックスの過剰な沈着により、膀胱収縮能と膀胱容量が低下し、頻尿や残尿増加をきたしうる病態であり、治療法は確立されていない。我々は最近、MYOCD遺伝子を導入すると、ヒトのfibroblasts(線維芽細胞)を平滑筋細胞に変えられる(ダイレクト・リプログラミング)ことを見出した。本研究ではこの技術を、bladder fibrosisに対する新しい再生医療の樹立につなげるための基礎実験を行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに我々の研究室では、遺伝子導入を用いて線維芽細胞を尿路上皮細胞に直接転換させる技術を開発し報告している。
本研究では線維芽細胞から平滑筋細胞を直接転換させることにより、現在根本的治療のない膀胱線維化患者に対して、新規治療法を提供することが可能となり、また膀胱再生医療に大きく寄与できると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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