研究課題/領域番号 |
19K09743
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56030:泌尿器科学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 (2020-2021) 久留米大学 (2019) |
研究代表者 |
上村 慶一郎 獨協医科大学, 医学部, 助教 (70446079)
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研究分担者 |
中島 則行 久留米大学, 医学部, 准教授 (80625468)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 雄性マウス精路 / GNAL / AC3 / 神経内分泌細胞 / 微絨毛 / Gustducin / TRPM5 / 化学感覚細胞 / マウス精路 / 精巣上体体部 / 間質細胞 / Golf / ACⅢ / CNG channel type Ⅱ / CNG channel type Ⅳ / 男性生殖器 / 嗅覚 / 分布 / 超微細形態 |
研究開始時の研究の概要 |
マウスを用いて、男性生殖器内に存在する化学感覚細胞の分布や形態を解明する。今回の研究においては、嗅覚に注目して研究を進めるが味覚に関する化学感覚細胞の検討も平行して行うこととする。まずは、男性生殖器(精巣、精巣上体、精管、精嚢、前立腺等)を摘出し、ターゲットとなるタンパクやRNAがどの程度発現しているのかRT-PCRやWestern Blottingを用いて確認する。発現が高い臓器の完全連続切片を作製し、免疫染色を用いることで化学感覚細胞が臓器内のどの部位に分布しているのか確認する。化学感覚細胞の局在が明らかにされたなら、その局所を電子顕微鏡で確認することにより超微細構造を明らかにする。
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研究成果の概要 |
オスの12週齢マウスの精路を用いて、嗅覚受容体の下流にあるGNAL(Guanin nucleotide-binding protein G(olf) subnit alpha)やAC3(Adenylate cyclase 3)のRNA定量を行った。GNALは、精巣・精巣上体尾部・精管にRNAの発現を認めたが、いずれも微量であった。AC3は、精路のどの部位にも非常に微量でしかRNAの発現を認めなかった。また、電子顕微鏡を用いたマウス前立腺神経内分泌細胞の超微細構造解析も行った。その細胞は、腺管内腔と交通する部位に微絨毛を有しており、化学感覚細胞の機能も有している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究で、マウスの精路に嗅覚受容体の下流に存在する GNALが微量であるが存在していることが示された。嗅覚受容体の下流に位置するタンパクが存在するということは、いずれかの嗅覚受容体が存在するということが示唆される。精路内には、未だ解明されていない化学感覚のセンサーやその受け皿が存在しており何らかな生物学的な意義を有していると思われる。マウスの前立腺神経内分泌細胞が、腺管内腔側に微絨毛を有していることは、その細胞が何らかの化学受容を行っている可能性が示唆された。今までにない知見であり、神経内分泌細胞が新たな機能を有する可能性があることを示した。
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