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卵巣明細胞癌に対するNEFHを標的とした新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K09759
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関岩手医科大学

研究代表者

板持 広明  岩手医科大学, 医学部, 教授 (20314601)

研究分担者 庄子 忠宏  岩手医科大学, 医学部, 特任准教授 (00337148)
永沢 崇幸  岩手医科大学, 医学部, 助教 (10453309)
苫米地 英俊  岩手医科大学, 医学部, 助教 (10771363)
利部 正裕  岩手医科大学, 医学部, 講師 (30382609)
佐藤 誠也  岩手医科大学, 医学部, 助教 (30621007)
深川 安寿子  岩手医科大学, 医学部, 任期付助教 (30772511)
馬場 長  岩手医科大学, 医学部, 教授 (60508240)
小島 淳美  岩手医科大学, 医学部, 講師 (60508753)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード卵巣明細胞癌 / NEFH / バイオマーカー / 卵巣癌 / 明細胞癌
研究開始時の研究の概要

上皮性卵巣癌におけるNEFH遺伝子の変異やNEFH/Akt/B-catenin経路関連蛋白発現を検索しこれらの変化を組織型別に検討するとともに、NEFHのバイオマーカーとしての可能性を模索する。NEFHの明細胞癌細胞における細胞増殖に与える影響を検討するとともに、抗がん剤感受性の変化を検索する。また、明細胞癌に対するNEFH導入による治療や、抗がん剤との併用療法の可能性を検討する。さらに、NEFH導入による抗がん剤耐性克服機序を解明し、新規治療法の開発を目指す。

研究成果の概要

卵巣明細胞癌組織検体体55例を用い、網羅的遺伝子解析を行った。NEFH遺伝子変異が49%にみられた。これらの変異と進行期ならびにPI3k/Akt経路の遺伝子変異や蛋白発現強度との間に関連はみられなかった。NEFH変異の有無と予後との関連を検討した結果、NEFH遺伝子変異を有する群の累積5年生存率は47%であり、変異がみられない群の70%に比して低い傾向がみられた。明細胞癌I-II期症例においては、NEFH遺伝子変異を有する群の累積5年生存率は64%であり、変異がみられない群の94%に比して有意に低かった。多変量解析の結果、臨床進行期とともにNEFH遺伝子変異の有無は独立予後因子となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣明細胞癌において、腫瘍組織中のNEFH遺伝子変異は有望な予後予測マ-カ-となり得ることが示唆された。したがって、抗がん剤に抵抗性で予後不良な卵巣癌の一つである明細胞癌において、NEFHは重要なバイオマーカーであり、NEFH経路を標的とした新規治療戦略による予後改善が期待される。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Novel therapeutic strategies for refractory ovarian cancers: Clear cell and mucinous carcinomas.2021

    • 著者名/発表者名
      Shoji T, Tatsuki S, Abe M, Tomabechi H, Takatori E, Kaido Y, Nagasawa T, Kagabu M, Baba T, Itamochi H.
    • 雑誌名

      Cancers

      巻: 13 号: 23 ページ: 6120-6120

    • DOI

      10.3390/cancers13236120

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-01-30  

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