研究課題/領域番号 |
19K09767
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
辻 勲 近畿大学, 医学部, 非常勤講師 (20368335)
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研究分担者 |
松村 謙臣 近畿大学, 医学部, 教授 (20452336)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | チョコレート嚢胞 / 妊孕性 / 遺伝子変異 |
研究開始時の研究の概要 |
チョコレート嚢胞合併不妊患者の管理については、一定の見解が得られていない。本研究は、チョコレート嚢胞に対する治療が妊孕性に与える影響について検討することを目的とする。生殖補助医療を予定しているチョコレート嚢胞合併不妊患者を対象として、チョコレート嚢胞穿刺・吸引群と非穿刺群にランダム化し、チョコレート嚢胞穿刺が治療成績に与える影響について検討する。
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研究成果の概要 |
本研究では、嚢胞反復穿刺吸引術とジェノゲスト併用療法が、チョコレート嚢胞合併不妊患者の生殖補助医療(ART)の治療成績に与える影響について検討した。本研究は現在進行中であるが、現時点では本治療はARTの治療成績に影響しないことがわかった。しかし、大きなチョコレート嚢胞や反復ART不成功例に対して有用な可能性があり、チョコレート嚢胞合併不妊患者のうち、治療介入が必要な症例を選別することが重要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
嚢胞反復穿刺吸引術とジェノゲスト併用療法は卵巣予備能を低下させることなくチョコレート嚢胞を治療できるため、チョコレート嚢胞合併不妊患者に対する新たな治療戦略のひとつとなりうる。また、将来の妊娠を希望する未婚女性に本治療を適用すれば、少子化対策に貢献できる。
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