研究課題/領域番号 |
19K09783
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
常見 泰平 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (20599831)
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研究分担者 |
小林 浩 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (40178330)
佐道 俊幸 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (50275335)
竹田 善紀 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (50825239)
中野 和俊 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (70805879)
山中 彰一郎 奈良県立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (30866009)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 妊娠高血圧症候群 / インプリンティング遺伝子 / 胎盤 / エピジェネティクス / インプリント遺伝子 / MEG / PEG |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠高血圧症候群(HDP)の病因として提唱されているものにtwo step disorderという概念がある。これは、絨毛細胞の浸潤が不十分となり子宮らせん動脈のリモデリング不全となる第一段階の後に、低酸素環境による血管新生遺伝子等の過剰発現の結果、母体の血管新生に異常をきたし高血圧やタンパク尿の出現する第二段階が起こるとされている。我々の研究はこの前段階として妊娠初期にエピジェティクス異常がもたらされることでHDPが発症するのではと考えこの研究を行うこととした。インプリント遺伝子の異常によってHDPが発症することが証明することができれば予防にもつながることが期待できる。
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研究成果の概要 |
妊娠高血圧症候群の胎盤でインプリンティング遺伝子発現の違い、メチル化異常が高頻度で起こることが示唆された。インプリンティング遺伝子発現の違いで、胎盤や胎児の成長は抑制されていることが可能性がある。妊娠高血圧症候群では、父と母の遺伝子の衝突の不均衡が生じたため、病因として提唱されているtwo step disorderが起こっていると考えた。今後、妊圧娠高血圧症候群の予防につながる可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊娠高血圧症候群の胎盤でインプリンティング遺伝子発現の違い、メチル化異常が高頻度で起こることが示唆された。妊娠高血圧症候群が父と母の遺伝子の衝突の不均衡が生じたため、病因として提唱されているtwo step disorderが起こっている可能性がある。 妊娠前の母体のやせ、ストレス、父のタバコ、肥満、アルコールなどが妊娠高血圧症候群の一因である可能性が示唆された。今後、妊圧娠高血圧症候群の予防につながる可能性がある。
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