研究課題/領域番号 |
19K09805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
齋藤 文誉 熊本大学, 病院, 助教 (20555742)
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研究分担者 |
田代 浩徳 熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (70304996)
片渕 秀隆 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 名誉教授 (90224451)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 子宮内膜癌 / 内分泌 / 内分泌学的因子 / プロラクチン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、子宮内膜癌の発癌機構における内分泌学的異常の関与を臨床研究および基礎研究の両面から解析し、その病態を明らかにすることを本研究の目的とする。さらに、解析結果に基づき、病理組織学、分子生物学、および内分泌学的因子を包含した新たな子宮内膜癌の分類の概念を確立させ、分類された各型に特徴的な内分泌学的異常の是正、分子標的薬の使用を従来の治療法に併行して行い、治療の個別化を行うことで、より良好な予後が期待できる新たな治療のストラテジー構築の可能性について検討する。
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研究成果の概要 |
子宮内膜癌への内分泌学的異常の関与を検討した結果、子宮内膜癌症例では高PRL血症と肥満を有するインスリン抵抗性が高頻度に認められ、高PRL血症を有する子宮内膜癌ではI型の子宮内膜癌と同様の臨床像を呈する一方で、分子生物学的には異なる発癌機構を有している可能性が示唆された。また、高PRL血症を有する若年子宮内膜癌症例では、MPA療法後の再燃が少なく、カベルコリンによる管理を継続することでよりよい転帰が期待できることが示された。さらに、基礎研究ではPRLによるMAPKを介した子宮内膜癌の発癌機構をin vitroで証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、AYA(Adolescent and Young Adult: 思春期・若年成人)世代のがん医療における妊孕性温存の重要性が取り上げられ、子宮内膜癌では酢酸メドロキシプロゲステロン(MPA)療法が行われている。当施設ではこれまで、内分泌学的異常が発生・進展に関与する子宮内膜癌では、MPA療法に加えそれらを是正することで良好な転帰が期待できることを示してきた。今回、基礎研究で分子生物学的にその病態を明らかにできた。今後、さらに本領域の重要性は高まることが考えられる。
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