研究課題/領域番号 |
19K09825
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
杉山 隆 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (10263005)
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研究分担者 |
内倉 友香 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (50648623)
松原 裕子 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60403820)
高木 香津子 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (80648626)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 妊娠 / 子宮内環境 / マウス / DOHaD / 食餌介入 / 肥満 / 高脂肪食 / インスリン抵抗性 / 臓器間ネットワーク |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠後半期に生じるインスリン抵抗性は、胎児発育の視点からみると合目的的な現象といえる。一方、このインスリン抵抗性の発生機序に関しては、依然未解明な点が多い。その理由は、これまでの検討方法が臓器横断的な検討であったため、生体全体の反応としての把握がなされていなかった可能性があるからである。 本研究の目的は、臓器間ネットワークの視点より生体をよりグローバルに捉え、妊娠中における脳、自律神経(迷走神経、交感神経)、脂肪組織、肝臓、胎盤間のネットワークについて検討し、妊娠中に生じる生理的なインスリン抵抗性の発生機序を解明すると共に肥満等の過剰インスリン抵抗性が生じた際の治療戦略を立てることである。
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研究成果の概要 |
肥満合併妊娠母体に対する妊娠中の食事介入が次世代に好影響を及ぼすかに関するメカニズムは明らかではない。 今回、高脂肪食摂餌妊娠モデルマウスを用いて妊娠中の食餌介入が母獣のみならず次世代である仔の表現型と肝臓における網羅的遺伝子発現の検討を行った。その結果、食餌介入は母獣のみならず仔の糖質及び脂質代謝を改善するとともに、肝臓の脂質代謝等の遺伝子発現のプロファイルも改善することが判明した。本研究により肥満女性に対する妊娠中の食事介入が母児にとって有益であるのみならずエピジェネティクスが関与する可能性を示した。本モデルマウスは、今後のさらなる予防戦略の検討につながることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満女性に対する妊娠中の食事介入が母体のみならず次世代に好影響を及ぼすことをマウスモデルを用いてエピジェネティックなメカニズムとともに明らかにすることができた。 今後、本モデルマウスを用いて予防や治療に関するさらなる方策を探ることができる点で学術的および社会的意義を有すると考えられた。
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