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新技術「選択的低圧式穿刺吸引細胞診(SLOP-FNAC)」の安全評価と改良研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K09859
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関金沢医科大学

研究代表者

辻 裕之  金沢医科大学, 医学部, 非常勤講師 (00155368)

研究分担者 下出 祐造  金沢医科大学, 医学部, 講師 (60319043)
山田 壮亮  金沢医科大学, 医学部, 教授 (90525453)
塩谷 晃広  金沢医科大学, 医学部, 講師 (60747484)
岡野 恵一郎  金沢医科大学, 医学部, 助教 (90862582)
出原 立子  金沢工業大学, 情報フロンティア学部, 教授 (00299132)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード穿刺吸引細胞診 / SLOP-FNAC / 超音波 / 穿刺吸引細胞診 SLOP-FNAC 超音波 / 超音波検査
研究開始時の研究の概要

穿刺吸引細胞診(FNAC)及び穿刺非吸引細胞診(FNNAC)は腫瘍性病変に対する診断や治療方針を検討するうえで有用かつ費用対効果の高い手技だが長、短所がある。その課題を解決すべく当科で新たな手技である選択的低圧式穿刺吸引細胞(SLOP-FNAC)を考案した。近年細胞診においても分子生物学的評価の必要性が高まるなかで組織構築を保ちつつ確実な採取検体量を確保できる本手技について、他手法との比較やLBC(液状化検体細胞診)との組み合わせ等で更なる有効性の検討並びに普及を目的とする。さらにFNNACのように針を直接持たず検査ができる点から危惧される検者への針の誤刺入事故を避けるなどの安全性の向上も目指す。

研究実績の概要

新技術「選択的低圧式穿刺吸引細胞診(SLOP-FNAC)」の安全性評価と改良研究穿刺吸引細胞診(FNAC)及び穿刺非吸引細胞診(FNNAC)は腫瘍性病変に対する診断や治療方針を検討するうえで有用かつ費用対効果の高い手技だがそれぞれ長所、短所がある。
これらの課題を解決すべく当科で新たな手技である選択的低圧式穿刺吸引細胞(SLOP-FNAC)を考案した。他手技に比べSLOP-FNACでは検体不良率が減少し、スメア品質評価において用いるMair評価法ですべての項目においてバランスよく高評価を示した。
SLOP-FNACは組織構築を保ちながら多くの細胞を陰圧吸引し採取できる有用な検査であり、いわば細胞診と組織診の中間的な位置づけととらえることもできる。近年の細胞診においても分子生物学的評価の必要性が高まる中、組織構築を保ちつつ、確実な採取検体量を確保できる本手技には、他手法との比較やLBC(液状化検体細胞診)との組み合わせ等によって更なる有効性の検討と普及を目的とする。さらにFNNACのように針を直接持たず検査ができる点から、危惧される検者への針の誤刺入事故を避けるなどの安全性の向上も目指す。
現在手術症例を対象に穿刺検体をFNAC,FNNAC,SLOP-FNACの3手法で採取し、検体の評価をMair法で行ってる。また本手技を医学雑誌で提示し、その際QRコードを用いて動画を示し、本手技の均てん化を目指した協力施設との連携のための取り組みを段階的に行う。また、複雑な手技に対する他施設への効率的な技術指導として、新たにプロジェクションマッピングによる遠隔超音波技術指導を考案し、穿刺技術指導の拡充を図る。これらの検討を行い今後症例を増やし3手法に対する分子生物学的評価も行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

症例数、手技の提示は順調に行われており、さらなる備蓄と他施設と協力して手技を施行し施設間の技術格差を解消する問題提示を行えるように引き続き取り組む予定である。

今後の研究の推進方策

症例数、手技の提示は順調に行われており、さらなる情報・技術の備蓄と、他施設と協力して手技を施行し施設間の技術格差を解消するための問題提示を行えるよう引き続き取り組む予定である。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2022 2021 2020 2019 1988

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] 乳頭癌リンパ節転移の超音波診断2022

    • 著者名/発表者名
      下出祐造
    • 雑誌名

      乳腺甲状腺超音波医学

      巻: 第11巻1号 ページ: 70-74

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 甲状腺・頸部の腫瘍2021

    • 著者名/発表者名
      下出祐造、北村守正、辻 裕之
    • 雑誌名

      medicina

      巻: 第58巻7号 ページ: 1071-1077

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] -------------------- 「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」への改題にあたって1988

    • 著者名/発表者名
      下出祐造、辻裕之 他
    • 雑誌名

      耳鼻咽喉科・頭頸部外科

      巻: 60 号: 1 ページ: 1-1

    • DOI

      10.11477/mf.1411200091

    • ISSN
      0914-3491, 1882-1316
    • 年月日
      1988-01-20
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] プロジェクションマッピングによる超音波遠隔技術指導2022

    • 著者名/発表者名
      下出祐造, 能田拓也, 岡野恵一郎, 川上 理, 高岡勇稀, 小林義明, 大坪勇翔, 森 啓輔, 出原立子, 北村守正, 辻 裕之
    • 学会等名
      第49回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 乳頭癌リンパ節転移の超音波診断2021

    • 著者名/発表者名
      下出祐造 他
    • 学会等名
      第46回乳腺甲状腺超音波医学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 特別企画3「濾胞性腫瘍に対する画像診断の工夫と追加補助診断」甲状腺濾胞性病変に対するマルチモダリティ評価の効率的な検討の取り組みについて2021

    • 著者名/発表者名
      下出祐造 他
    • 学会等名
      第53回日本内分泌外科学会学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] ハンズオンセミナー 穿刺吸引細胞診2020

    • 著者名/発表者名
      下出祐造、辻 裕之 他
    • 学会等名
      日本頭頸部外科学会総会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 超音波検査と穿刺吸引細胞診の実際2019

    • 著者名/発表者名
      下出祐造、辻 裕之 他
    • 学会等名
      日本耳鼻咽喉科学会専門医講習会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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