研究課題/領域番号 |
19K09860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
神田 晃 関西医科大学, 医学部, 准教授 (70375244)
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研究分担者 |
小林 良樹 関西医科大学, 医学部, 講師 (10375298)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 好酸球 / 好酸球性副鼻腔炎 / 喘息 / アレルギー / アセチルコリン / アセチルコリン受容体 / United airway disease / アレルギー性鼻炎 |
研究開始時の研究の概要 |
喘息を伴った好酸球性副鼻腔炎は、難病に指定されており、社会的な問題となっている。上気道の炎症と下気道間の炎症において、コリン作動性の神経学的な経路が存在すると考えられている。しかし、神経末端由来コリンによる気道炎症の誘導に関しての研究は全く行われていなかった。そこで、好酸球に発現するコリン受容体の機能的役割を検討することで、新しい治療戦略の開発につながる事が期待される。
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研究成果の概要 |
好酸球性気道炎症の代表的な疾患として喘息を合併した好酸球性副鼻腔炎では、上・下気道の間にコリン作動性神経を介した機序が存在することが推察されている。しかし、ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)のサブタイプであるα4nAChRと7nAChRは、好酸球性気道炎症に対して増悪と抑制の相反する作用が報告されており、明らかになっていない。そこで、本研究では、その受容体の機能的役割を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の抗コリン剤は、抗炎症作用に関しては明らかになっていない。その理由として、α4nAChRとα7nAChRの両方に作用するためと推察される。そこで、本研究を継続することで、α4nAChRの好酸球性気道炎症への役割が解明されるだけでなく、同分子をターゲットにした選択的抗コリン剤の開発につながると期待される。
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