研究課題/領域番号 |
19K09870
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
橋本 誠 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50343299)
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研究分担者 |
山下 裕司 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00210419)
菅原 一真 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20346555)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | videooculography / 頭位センサ / video-oculography / 平衡機能 |
研究開始時の研究の概要 |
生理的な平衡の維持および、前庭機能障害など病的な場合でも、眼球、頭部と体幹運動の協調は不可欠である。しかし、それらの協調性については明らかになっていないことが多い。次世代video-oculography(VOG)と3軸ジャイロセンサと3軸加速度センサ,3軸地磁気センサを実装した小型の9軸センサデバイスを用い、頭位・体幹・眼球運動情報を同期して記録する。静的平衡機能と動的平衡機能において、頭部・体幹・眼球運動と重心動揺との関連を検討する。
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研究実績の概要 |
頭部に装着した9軸センサ(3軸ジャイロセンサ、3軸加速度センサ,3軸地磁気センサ)から得られた角速度、加速度をPCに 取り込み,加速度、速度、位置を記録した。眼球運動と頭部の同期処理を行った。9軸センサを体幹に置くことにより、体幹運動を頭部運動と同様に記録した。 yVOG-Glassでの眼振の定量的評価について,眼振の波形としては問題なく記録出来ていても、緩徐相、急速相の認識が不十分で眼振を捉えられない場合があり、精度に課題があった。VOGの原理は画像解析であり,適切な画像を記録することが重要で、そのために、昨年度に引き続きハードウエア、ソフトウエアの改良を行った。ハードウエアについては,頭部顔面との固定性と個体差への対応を重視し、ゴーグルを改良しソフトウエア面でも眼振検出アルゴリズムの見直しを含め,引き続き精度向上に取り組んだ。 yVOG-Glassでの波形記録と眼振認識の「悪」の評価が減少し、やや向上した。visual suppression 中の眼振認識が向上した。波形は良好に描画できているのに、眼振認識率が低い要因として急速相と緩徐相の切り分けがある。yVOG-Glassは自発眼振を含めすべての眼振の眼振につい て、水平・垂直・回旋の三成分を、眼振方向の判定を含めて解析対象にしたアルゴリズムにしている。アルゴリズムが複雑となり、デジタルENGと比べて眼振認識率が低下していたと考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
機器の開発、精度向上を進めている。体幹運動を記録するにあたり、yVOG-Glassを用いることが出来たが、新型コロナウイルスとウクライナ戦争の影響で物流, 依然半導体納品が遅れており,最適化した9軸センサ単体機器の開発がやや遅れている
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今後の研究の推進方策 |
yVOG-Glassにおける瞳孔認識ロジックの問題について,瞳孔の一部が欠けても正しい瞳孔中心座標を推測するよう,引き続きアルゴリズムを修正する。修正したアルゴリズムの精度検証を行う。
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