研究課題/領域番号 |
19K09877
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
五島 史行 東海大学, 医学部, 准教授 (80286567)
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研究分担者 |
永田 栄一郎 東海大学, 医学部, 教授 (00255457)
室伏 利久 帝京大学, 医学部, 教授 (30242176)
北原 糺 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (30343255)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 前庭 / 前庭上皮細胞 / エクソソーム / メニエール病 / 前庭性片頭痛 / 侵害刺激受容体TRPA1 / 前庭性頭痛 / オートファジー / TRPA1、4 / 前庭細胞 / エクソソームmiRNA / 頭痛 / めまい / 治療 |
研究開始時の研究の概要 |
前庭性片頭痛は難治性めまい患者にしばしば見られる疾患であるが、客観的診断法が無いため正確に診断されていないことが問題となっている。申請者らは片頭痛の発症に脳内炎症が関与していることに着目した。本研究では、この脳内炎症に関連する神経-血管-グリア・ユニットの異種細胞間、さらに脳神経細胞-前庭細胞間における異種細胞間クロストークのトリガーとなるmiRNAを同定する。さらに前庭性片頭痛患者由来血管内皮前駆細胞(EPC)遺伝子相互作用解析から前庭性片頭痛発症のドライバー遺伝子を発見し客観的診断に応用する。
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研究成果の概要 |
痛み刺激が、前庭上皮細胞における過興奮性細胞死を時間・濃度依存性に誘導した。TRPA1とTKR7との間にはクロスリンクがあることを示唆した。miRNA let-7bは、TLR7を介してTRPA1の発現を制御する可能性を示唆している。P62は、24hをピークに増加した。TRL7 agonist loxoribineもTLR7、TRPA1の発現を増加させた。細胞興奮マーカーp-ERKも増加した。この結果はTLR7とTRPA1がクロスリンクし、TLR7がTRPA1のドライバー遺伝子として機能していることを示唆している
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
前庭上皮細胞特異的に痛み刺激により過興奮性細胞死を誘導するexosome(exo)-miRNAを探索するため、エクソソーム表面マーカーCD81の発現を確認し、また電子顕微鏡下においてエクソソームが正確に単離されたことを確認した。これらより、 AITC処理細胞由来エクソソームが前庭上皮細胞自体の過興奮性細胞死連鎖を誘導する可能性が示唆している。以上の結果より前庭上皮細胞の障害により分泌されたエクソソームは、中枢の神経-血管-グリアユニットにボトムアップシグナルを送る可能性が示唆された。
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