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遺伝子改変マウスを用いた頭頸部扁平上皮癌動物モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 19K09893
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

伊勢 桃子  熊本大学, 病院, 講師 (20573596)

研究分担者 西本 康兵  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (60535590)
折田 頼尚  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90362970)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードHNSCC / 4NQO / p53 / GEMM / 頭頸部扁平上皮癌動物モデル / 遺伝子改変マウス / p53ノックアウトマウス / 頭頸部癌
研究開始時の研究の概要

頭頸部扁平上皮癌は複雑かつ不均質な遺伝子変異を呈するため、基礎研究において適切な動物モデルは存在しなかったが、病態の解明と癌免疫療法など化学療法の治療法開発には必要不可欠な存在である。
本研究では口腔粘膜特異的にp53を任意の時期にノックアウト(以後KO)し、さらにウイルスベクターを用いて、多種類の変異遺伝子をin vivoで導入し、遺伝子操作により口腔癌をマウスで発症させ、ヒト口腔癌や発癌性物質の投与で得られたサンプルと比較検討する。遺伝子改変マウスを用いてヒト口腔癌の病態を正確に反映する動物モデルの確立することで、頭頸部扁平上皮癌の病態解明や治療法開発の役に立つと考える。

研究実績の概要

頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)では飲酒、喫煙、ヒト乳頭腫ウイルス感染などにより複数の遺伝子変異が蓄積し、複雑かつ不均質な病態を呈するためか、分子レベルでの発症機構は完全には解明されていない。HNSCCと同様に複雑かつ不均質な遺伝子変異で発症する肺小細胞癌を含め、様々な領域において遺伝子改変マウスを用いた発癌モデル(Genetically engineered mouse models:GEMM)が報告されており、頭頸部領域においても、実臨床に即した悪性度の高い腫瘍を再現性を持って発症させ、遺伝子変異が腫瘍の表現型に及ぼす影響を研究するためには、GEMMが必須であると考える。動物実験を始めるにあたって必要となる各申請を行い全て承認されている。
p53 KOマウスの繁殖に成功し、Hetero群の個体は必要数が揃ってきた。また4NQO投与も開始しており、既に腫瘍形成を認めている個体も出てきた。切除標本作製を行っている。また評価(免疫染色)に用いる抗体(p53, CK14, Ki67など)の条件検討は終了している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

マウスの交配を行うまでのGenotypingに時間を要したが、現在は繁殖に成功しており今後の実験は順調に計画通り進むものと思われる。

今後の研究の推進方策

揃った個体から4NQOを投与し腫瘍形成した個体は安楽死の後に腫瘍の他肺・肝臓・骨髄など腫瘍臓器を摘出し標本作製する。腫瘍は悪性度や発現タンパクの解析を行い、また遠隔転移の有無、重複癌の有無なども評価を行う。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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