研究課題/領域番号 |
19K09959
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
臼井 嘉彦 東京医科大学, 医学部, 准教授 (50408142)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 炎症性眼疾患 / ぶどう膜炎 / 人工知能 / 機械学習 / オミックス解析 / マイクロRNA / メタボローム / バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
ぶどう膜炎は視力障碍の主要な原因疾患の1つであるが、診断や治療効果判定に確立したバイオマーカーや治療法は未だない。本研究では、各種ヒトぶどう膜炎の臨床データおよび検体を用いて、病態をトランスオミックス解析で包括的に解明することで診断や治療効果判定におけるバイオマーカーを確立し、これらに対する新規治療法の開発も視野に入れる。その結果に基づいて候補因子をマウス実験的自己免疫性ぶどう膜炎に投与することにより、炎症が抑制できるかを個体および細胞レベルで検討することで新規病態メカニズムの解明と治療法を開発することを目的とする。
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研究成果の概要 |
ぶどう膜炎は視力障害の主要な原因疾患の1つであるが、診断や治療効果判定に確立したバイオマーカーや治療法は未だない。本研究では、従来から保険診療内で行われている一般的検査の結果から、最新のオミックス解析で取得した大量のデータに至るまで、バイオインフォマティックスや人工知能を駆使しながら炎症性眼疾患の新規バイオマーカーを創出した。特に視力予後不良な疾患である、眼内リンパ腫、急性網膜壊死、眼内炎の新規バイオマーカーを創出することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベーチェット病やVogt-小柳-原田病などの非感染性ぶどう膜炎には疾患特異的なバイオマーカーが存在しないため、新規バイオマーカーの同定ができれば、早期診断に寄与できるのみならず、治療効果判定や再発の重要な指標となり得る。また、ぶどう膜炎との鑑別にしばしば苦慮する眼内リンパ腫では適切な診断が生命予後を左右するため、生命予後を推定することができるバイオマーカーを創出することができ、今後の個別化治療の基礎になるデータと思われる。
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