研究課題/領域番号 |
19K09982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56060:眼科学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
増田 洋一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30318000)
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研究分担者 |
竹村 浩昌 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 教授 (50631313)
寺尾 将彦 山口大学, 時間学研究所, 講師 (50772357)
天野 薫 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (70509976)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 脳視覚野 / 脳可塑性 / 網膜視細胞障害 / functional MRI / diffusion MRI / quantitative MRI / 緑内障 / 網膜神経節細胞障害 / 経シナプス変性 / 黄斑変性 / レーベル遺伝性視神経症 / 可塑性 / 脳視覚野可塑性 / 網膜・視神経疾患 / ニューロイメージング / 視覚再建医療 / MRI |
研究開始時の研究の概要 |
視る機能を低下させてしまう眼の病気は、眼以降の脳神経系への視覚の入力を減弱ないし消失させます。このことが原因で、視ることに関連する脳へ変化ををきたす可能性がありうるため、脳の変化を知ることは細胞移植、遺伝子治療、人工網膜など将来期待されている眼科医療において極めて重要です。その理由は、脳が不可逆的な影響を及ぼされる前に病気を治療して視覚入力を復活させる必要があるためで、そのためには病気が脳へ及ぼす特徴を知ることが必須だからです。 本研究は、様々な種類の眼疾患の方を対象に、MRIによる非侵襲脳計測法を用いて脳の構造と機能を計測し、脳の変化から考えた眼の病気への治療戦略の提言を行うこと目的とします。
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研究実績の概要 |
網膜色素変性患者における触覚刺激課題依存性視覚野反応をfunctional MRIで計測し、以前視野障害プロファイルが逆である若年生黄斑変性における網膜病変脳投射領域の反応(Masuda et al., Curr Biol 2021)と同様の現象を認めた(飯田, 増田ら. 視野画像学会 2023年6月)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナウィルスパンデミックによる研究施設閉鎖により、十分な被験者数のMRI撮像を行えないため。
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今後の研究の推進方策 |
コロナウィルスパンデミックが収束し安全に視覚障害者のMRI撮像を行えることを確認してから、患者のMRIによる非侵襲脳計測法を用いた視覚中枢の構造と機能を計測する。その上で視覚中枢の変化から考慮した眼疾患治療戦略の提言を行う目的を全うしたい。
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