研究課題/領域番号 |
19K10030
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
中岡 啓喜 愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (30172266)
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研究分担者 |
東山 繁樹 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60202272)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血管奇形 / 血管新生 / ユビキチンリガーゼ / ユビキチン / ケラチノサイト / ユビキチンE3リガーゼ / 血管腫 / 新規治療戦略 |
研究開始時の研究の概要 |
血管奇形の新規薬物治療が可能になれば、患者利益、医療経済に貢献できるが、血管奇形の血管内皮細胞質的変化の分子基盤が未解明のため、特異的分子標的薬は未開発である。 本研究では血管奇形におけるCUL3型ユビキチンE3複合体軸の発現解析に基づいた血管奇形の分子標的薬のシーズ化合物の導出を目的とする。 各血管奇形組織で4つのCUL3複合体軸の発現を解析し、血管奇形由来血管内皮細胞の培養系でCUL3複合体軸の発現抑制時の血管機能を細胞レベルで解析する。アルファスクリーンシステムでCUL3複合体の形成阻害剤を検索し、4つのCUL3複合体依存的な血管機能制御の分子基盤を分子標的薬の開発標的として導出する。
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研究成果の概要 |
血管内皮細胞は血管の内側を覆う細胞で、直接、血流と接し、多種多様なシグナルを受容しその性状を大きく変化させる。特に新しい血管の構築である血管新生は多様な病態に関与し、過剰な血管新生は様々な血管奇形を引き起こす。現在までに、血管奇形に対する治療手段は外科的治療が中心で、治療薬の開発は発展途上である。本研究では、申請者らが独自に見出してきた血管新生のマスター制御因子CUL3ユビキチンリガーゼ複合体の足場タンパク質が、血管奇形の血管内皮細胞に高発現することを明らかにした。さらに、アルファスクリーンを利用して、当該タンパク質の機能阻害剤の同定に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管奇形は異常/過剰な血管新生が原因となる疾患と考えられている。外見・容姿・機能面への影響に加え、重篤化すると心不全などの病態を引き起こすものも見られる。本研究で見出した血管奇形で発現するユビキチンリガーゼに対する阻害剤は今後新たな血管奇形の治療薬のシーズとして期待される。
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